ファッションとコミュニケーション
日本中の心もほんのりピンク色に染まる桜も見納めになってきて、
少しずつ鮮やかなの新芽のもえぎ色がきれいに映える季節になってきました。
春の衣替え
そこで行われるこの季節の習慣のひとつ。
衣替えの準備は、もう整ってますか?
季節の変わり目。
冬物はまるっとクリーニングに出し、戻ってきた物をクローゼットの奥にしまうタイミングで
こんな風に気持ちのよいいいお天気の日には、
奥にしまわれていた洋服を、一度全部出してみませんか?
自分の持っているアイテムを分かっているようで、実はちゃんと覚えていない。
そんなコトも「無駄に」洋服が増えてしまって不効率・不経済的なクローゼッットに
育ってしまるう原因のひとつです。
持っている洋服がクローゼットに入り切らない、
組み合わせ方がいつもわからない、いつも同じ服ばかり着てしまう、
気付けば同じようなデザインや色のものばかりであふれている、、、など
基本的に自分のクローゼットが一目瞭然分かる仕組みになっていたり、
導線がきちんと作られていたり、
ベーシックアイテムと遊びのアイテムや色のバランスが整っていると、
これらのお悩みはすぐに解決できるトコロです。
また、とってもお気に入りだった洋服。
だけどもうずっと着ていないものとか、ありませんか?
でも、お気に入りだったから、捨てられない。。。とか。
私はこれらを「捨てる」という選択肢だけで決めてしまわなくてもいいかな、と思っています。
不必要なものは手放すことも大切。
それはモノも感情も、全てね。
服にもお役目=いのちがある
きっと、それはその洋服のお役目=「いのち」がそれぞれあるから、ね。
「まだ一回しか着てないけど、もう着ないな」と思うモノ
「もうだいぶ前のものだけど、まだよく着るな」というモノ
自分にとっての必要な洋服の価値。
それは金額でも、ブランドでも、年数でも、ましてや着た回数でも、ない。
人は何かしらの人生のSTORYが変わると、佇まいや雰囲気、
表情、行動、価値観・・・様々なモノに変化が出たりします。
ライフステージが変わったり、
仕事が変わったり、
環境が変わったり、
考え方が変わったり、すると
自ずと人は、自分とピッタリくる洋服、しっくりくる洋服が変わります。
それは、きっと
あなたの何かが変化をしているから
たった1枚の布で出来た洋服さえも
何らかのイメージや印象、自分の価値観を表現しているのはもちろん、
出逢う人との時間の過ごし方や質、TPOに合わせた役割が変わってきたりします。
そうすると、自ずと今までのモノが合わなくなったり、
落ち着かなかったり、違うモノが安心したり、するんだと。
ですが、もうずっと昔からこれはお気に入りで、よく着てる。
同じようなものを探すけれど、やっぱりコレが良くて、ずっと大切に着ている。
そんなモノも、ありますよね。
それは、
きっと洋服にもお役目=「いのち」があるから。
お役目が終わったモノ、それは次へのステージへ。
まだ必要なお役目があるモノは、大切に、どんどん活用しましょう。
今の自分がいるステージは、どう?どこ?
これまで個人の方のコンサルティングをさせていただいていても、
目標値までの達成・変化の早い方は、
時にはお仕事やプライベートでの着こなしテーマもどんどん変わっていかれるので
必要なお役目である洋服のセレクトの仕方も、どんどん変わっていかれる方も
いらっしゃいます。
服のいのちは、
買った年数でも、着た回数でも、金額でも、、ありません。
ただし、
もし、着ないけれども大切に取ってきたいものは、
いつもスタイリングする時に目にする場所とは「別の場所」へ
収納されることをおすすめします。
想いがあってまだ手元に置いておきたいもの(捨てられないものなど)、と
日常に使うものと、
同じ場所に収納すると、全てが不効率なクローゼットになってしまいます。
一度に不必要な情報までが視覚にはいるので、
結局のところ、必要なものまでが取り出せない、という。。。
言葉にならない想いを伝えてくれる服。
衣替えの季節には、
クローゼットの奥深くに眠っているもの。
一度、春の日差しにさらしてみましょう。
そして、
明日からの自分と一緒に歩いてくれるアイテムか、
そんな時間をぜひ1年に一度は作ってみてください。
きっと、そこからの明日がまた大きく変わりますよ。