桑原浩幸プロのご紹介
新進音楽家の発表の場として、タワーマンションの演奏会をプロデュース(2/3)
ロビーコンサートでは質の高い音楽を提供。スポンサーのためのビジネスチャンスも創出
タワーマンションは戸数が多く、たくさんの人の参加が期待できるのがメリットの一つ。2021年の秋、桑原さんの発案で神奈川県川崎市・武蔵小杉でロビーコンサートをスタートして以降、月1回のペースで催しています。
協賛を付けているのも特長で、住人、管理組合、スポンサー企業の“三方よし”を実現しているのだとか。
「住人の皆さまは質の高い音楽を無料で鑑賞でき、管理組合も元手をかけずに入居者の満足度を上げることができます。スポンサーには出店の権利を付与しますので、購買力を有するハイエンドの顧客にアプローチする貴重な機会が得られます。これまでにフラワーショップやワインの業者、自動車ディーラーなどが参画し、出張販売や試飲会、試乗会などを開き、反響をいただきました」
取り組みはテレビ東京の経済番組WBSで取り上げられ、その後東京の晴海、豊洲、有明などのマンションにも拡大。現在も首都圏を中心にさまざまなエリアから引き合いがあります。
音楽家のサポートでは、クラシック好きの電通出身者3人とともに自社レーベル「KIIMUSIK(キームジーク)」を立ち上げ、若い才能に発表の機会を与えています。
「一流のプロデューサーやディレクター仲間たちの手で、ほとんど原価をかけずに大手レーベル並みにクオリティーの高いCDを制作します。これまでにリリースしたピアニストの吉原麻実さん、栗山沙桜里さん、お二人ともずばぬけた実力の持ち主。ワーナーミュージックを通じて、主要な音楽ストリーミングサービスでも配信しており、世界中で聞くことができますよ」
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