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髪の毛が抜ける時期

林光輝

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テーマ:AGA・薄毛

 髪の毛が抜けるという現象は、日常生活で多くの人が経験することで、健康な頭皮の人でも、1日におよそ50本から100本程度の髪の毛が自然に抜け落ちるのは正常なことです。これは、季節によって抜け毛が起きるというよりも、毛周期といわれる髪の毛が生え変わる周期における「休止期」がその主な要因です。しかし、正常な抜け毛の量を超えて抜け毛が続くと、薄毛の状態になってしまいます。本コラムでは、髪の毛が抜ける時期や、その原因、過度の抜け毛に対する対策・治療などについて、当院公式サイトの「髪の毛が抜ける時期」より簡単にご紹介させて頂きます。

髪の毛の成長サイクル

成長期(アナゲン期)

 成長期は、毛包内で毛母細胞が活発に分裂を繰り返して、新しい毛髪が作られてる期間です。頭髪の約85〜90%がこの成長期にあたり、この段階では、毛包(毛根を包む組織)が深く皮膚に埋まっています。

退行期(カタゲン期)

 退行期は、毛髪の成長が停止して毛包が収縮を始める期間で、通常2〜3週間続きます。成長期を終えた毛髪が退行期に入ると、毛母細胞の活動が低下し、毛髪の成長が止まります。

休止期(テロゲン期)

 毛周期の休止期は、毛髪の成長が完全に停止し、毛包が新しい毛髪の成長を準備する期間です。1日に約50〜100本の毛髪が自然に抜けるのは、この休止期の影響になります。つまり、基本的には「髪の毛が抜ける時期=休止期」となります。

毛周期の異常

 通常、毛周期における休止期が、髪の毛が抜ける時期ですが、その毛周期に異常が起きると、脱毛症やその他の毛髪トラブルの原因となり、過度な抜け毛へと繋がってしまう可能性があります。代表的な毛周期の異常は以下の通りです。

  • 男性型脱毛症(AGA)
  • 休止期脱毛(テロゲン脱毛症)
  • 円形脱毛症
  • その他(脂漏性皮膚炎や頭皮の乾燥、熱や化学薬品を使用した髪へのダメージなど)

乱れた毛周期の治療法

医師の診断

 実際に抜け毛が気になりだして来たら、まず専門の医師の診察を受ける事をお勧めします。AGA以外の原因でも薄毛が起こることがあるので、自身の状態を診断してもらいましょう。

医薬品

 内服薬や外用薬など抜け毛の治療には様々な薬があり、処方には医師の診察が必要なものもあります。

植毛(自毛植毛)

 自身のAGAの影響を受けにくい髪の毛を毛包ごと薄毛が気になる部分に移植する医療技術です。定期的なメンテナンスの必要もなく、毛包ごと移植した髪の毛は他の髪の毛と同様に伸びてきます。

その他

 かつら、低出力レーザー治療、成長因子導入および細胞移植療法など、上記以外にも様々な対策・治療法があります。


 髪の毛が抜ける時期について、季節要因も影響する可能性はありますが、基本的には毛周期(ヘアサイクル)の休止期に抜けており、健康な人でも1日あたり50~100本程度抜けています。当院公式サイトの「髪の毛が抜ける時期【医師監修】」では、さらに詳しくご紹介をしていますので、興味のある方は是非ご参照ください。
 1998年よりAGA治療・自毛植毛専門院としての実績を持つ紀尾井町クリニックは、AGA治療薬はもちろん、国内でも数少ないFUT植毛とFUE植毛の両方に対応できる薄毛治療専門のクリニックです。AGA・薄毛でお悩みの方、抜け毛が増えてきたと感じる方、植毛を検討されていらっしゃる方はお気軽にご相談下さい。

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林光輝
専門家

林光輝(医師)

紀尾井町クリニック

医師として精神科の診療経験を持ち、25年以上にわたり自毛植毛の先駆的存在として薄毛対策に携わる。心理的なケアに配慮しつつ、熟達したチーム医療による植毛技術で違和感ない自然な仕上がりを目指す。

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