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脊柱管狭窄症の手術を回避できた3つの理由

中村弘志

中村弘志

テーマ:関節痛の改善(首・肩・腰・膝・股関節)



こちらのモニター様は脊柱管狭窄症で、
背骨の真ん中がすり減ってしまい、

神経を圧迫する箇所が3か所程あり、
歩行器がないと歩けない状態で

「手術を勧められてるが回避したい」
とご来院されました。

それから半年、体の柔軟性が上がり
動画のアフターのように
歩行器なしで歩けるようになりました。


ビフォーのように、歪みが進行してる場合
運動療法を続けることは難しいものですが

なぜ、曲がった姿勢が
真っすぐになったのでしょう?

3つの理由を解説します。




脊柱管狭窄症は腰痛の末期症状



1. 加齢に伴う腰椎の変性が蓄積する


腰痛は、一般的に筋肉や関節の一時的な炎症やストレスが原因で起こりますが、加齢や長期的な負荷がかかることで、腰椎や椎間板に慢性的な変性が生じます。この変性が進むと、椎間板が薄くなり、靭帯が肥厚し、脊椎すべりや骨棘の形成が見られます。これらの変化が重なると、脊柱管が狭くなり、神経が圧迫される脊柱管狭窄症が引き起こされます。


脊柱管狭窄症


2. 具体的な症状


初期の腰痛は一時的なものであることが多く、体を動かすことで改善する場合もあります。しかし、脊柱管狭窄症では神経が圧迫されることで、腰痛に加え下肢のしびれや痛み、歩行障害が現れます。特に間欠性跛行(一定距離歩くと痛みが出て歩行が困難になり、休むと回復する)が特徴的です。これらの症状が進行すると、日常生活に重大な支障をきたし、最終的には歩行や座ることさえ困難になることもあります。


3. 保存療法での改善が難しくなる


一般的な腰痛は保存療法(薬物療法や運動療法)で改善するケースが多いですが、脊柱管狭窄症の場合は、保存療法での改善が難しく、手術が必要になることが増えます。


脊柱管


4. 神経機能障害を伴う可能性がある


腰痛の初期段階では、神経機能に障害が及ぶことは少ないですが、脊柱管狭窄症が進行すると、神経が圧迫され続けることで、下肢の筋力低下や麻痺、さらには膀胱や直腸の機能障害が生じることもあります。このような神経性の症状が現れる段階は、腰痛の進行が末期に達していることを示しており、早急な治療が必要となります。

脊柱管狭窄症は、先天的な要因や外傷、腫瘍などによっても発症することがあり、また症状の進行速度や重症度には大きな個人差があります。


脊柱管狭窄症の手術を回避できた3つの理由



1.安全性が高い運動療法だから


ゴッドハンドに背骨を正しい位置に
矯正してもらっても、

正しい位置に保つ筋肉がないと
すぐに元に戻ってしまうため、
運動療法は非常に大事です。


特に、仰向けに寝て、
背骨一つ一つの間に重力がかからない
脱力した状態で行うことで、

怪我をするリスクが非常に低く
体力や筋力が落ちている方でも
安全に鍛えることができます。


脱力した状態で安全に鍛える


実際に、アプローチしたい筋肉
(短回旋筋)が
背骨一つ一つの間にある小さな筋肉なので

むしろ脱力して行うことで
その周りにある大きな筋肉ではなく、
最深部にある筋肉にアプローチできます。


2.背骨の柔軟性が上がったから



加齢に伴い、誰しも筋力や柔軟性は
落ちていきますが、

「背骨の柔軟性」が落ちたまま
骨格の歪みを矯正しようとしても

自分の柔軟性の範囲でしか戻りません。

背骨の柔軟性を高めるには
下記の相反する3つの力を
同時に極限まで高めること。


背骨の柔軟性


・首を後ろに引く力
・胸を張って肩甲骨を寄せる力
・お腹を凹ます力
(腰が反ったり、お尻は突き出さず)


この柔軟性が高まるほど、
脱力してリラックスしても
自然と良い姿勢をとれます。


背骨の柔軟性が高まっていれば、
多少、背骨が歪んでも
すぐに正しい位置に戻しやすいくなります。





3.体に負担をかけない歩き方が身に着いたから



静止時に良い姿勢を保っていても
歩行時に姿勢が悪いと

背骨一つ一つの間に余計な負担がかかります。

特に、背骨一つ一つの間は平面関節といって、
平らな形状となっているうえに、

その平らな背骨一つ一つが
24個も縦に連なっている上に、

体重の13%もある重い頭蓋骨が
載っているとても不安定な構造です。

長年の悪い姿勢の積み重ねによって
椎間板の変性は進みやすくなります。


頭の重さでバランス崩れる


歩行時も自然と良い姿勢を保つには、
上述した

・安全に短回旋筋を鍛える
・背骨の柔軟性

と合わせて、「認知のゆがみ」の矯正も
重要です。

認知の歪みについてはコチラもどうぞ。



再手術が必要になる理由



脊柱管狭窄症の手術は、
脊柱管の神経圧迫を取り除くことによって
今の神経症状の改善を目的として行います。


つまり、既に損傷を受けた神経は
回復する訳ではありません。

だから術後も同じ体の使い方だと
また神経圧迫が進みやすいのです。



背骨の手術を既に3回も行った患者様



棚澤様 正面

1回10分のセルフ背骨矯正の変化です。
左がビフォーで右がアフターです。

こちらのモニター様は、

21歳の時に1回目
33歳で2回目
69歳で3回目の手術を

ご経験されたとのこと。


現在75歳で
また手術を勧められてるがもう嫌、

とご来院されたときのインタビュー

動画はコチラです。



最初の2回は椎間板ヘルニアで
3回目は脊柱管狭窄症です。


棚澤様 横

歩き方が1回でも変わっているのが
分かると思います。


自分でできる簡単な体操



今回は、脊柱管狭窄症がかなり進行していた
モニター様の症例と、

背骨の手術を繰り返している患者様の
インタビュー動画を紹介しましたが


良い姿勢が自然と保てるようになれば
驚くほど様々な変化が報告されています。



脊柱管狭窄症になってなくても
腰痛や姿勢が気になるときは

今回紹介した3つの理由を満たす
アプローチ方法をコツコツ続けて
でみてはいかがでしょうか。


悪い姿勢は天井を見つめて治しなさい

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中村弘志
専門家

中村弘志(柔道整復師)

ジュピター有限会社

人は視覚からの情報が約9割。視覚と脳の関係を踏まえつつ、体の位置感覚を認識する機能に優れた「短回旋筋」を鍛えて背骨一つ一つのゆがみを整える「骨格視覚矯正®︎」「短回旋筋矯正®︎」で、健康を支える。

中村弘志プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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