金森正明プロのご紹介
16マスの数字を四則演算で、答え「10」を導くキャナテンを考案(3/3)
キャナテンをベースに、多彩なバリエーションも
若い頃からパズル作成は趣味で、年賀状などに自作のパズルを載せたりしていましたが、本格的なパズル制作は、なんと60歳を過ぎてから。「アイディアがどんどんわいてきて、考えるのが楽しい」と金森さんは笑顔をみせます。「思いついたことは、すぐにメモできるように、紙と鉛筆を常に携帯している」と言います。
商標登録を取得しているパズルには、「しりとり算」や「立体一筆書き」があります。
しりとり算は、ところどころに空白のマスを作り、入るべき演算子、数字を想定していきます。わずかな手がかりを頼りに、1つめの計算式の答えを、2つめの計算式の頭にもってきて、しりとりの要領で、どんどん四則演算を繰り返し、最終的に答えが10になるようにします。
立体一筆書きは、「平たい紙の上に描かれた一筆書きのコースに、穴をあけて裏側へ行けるようにして、一筆書きを立体化したところがポイント。そもそも一筆書きは昔からありました。18世紀になり、数学者オイラーさんが図柄を見て、一筆書きが可能か不可能か、その判断を初めて理論立てしました。自分の立ち位置は、2次元を3次元化したことで、200年ぶりの進化だと思っています」と金森さんは話します。
これから商標登録を申請予定の計算パズルもあるとか。数字特有の個性をベースにした計算パズルは、まだまだバリエーションが広がっていきそうです。
(取材年月:2021年3月)
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