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飛び石の施工事例

小林正昭

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テーマ:施工事例

飛び石の役割

洋風の庭には、レンガや外国の天然石などを使って統一した雰囲気に整えている方も多くいます。和風の庭でも、飛び石などで素晴らしいお庭を作り出している方がいらっしゃいます。

飛び石は庭の雰囲気作りとしても役立ちますが、基礎部分が土や砂になっている場合、雨が降った時など足元を汚さないという役割も担っています。

日本庭園などでは他の場所への立入りを防ぐ道標のような役割もあります。飛び石以外の場所に足を踏み入れさせないことで、植物などを守るのに一役かうのです。

もちろん自分で飛び石を配置することもできますが、バランスを取りながら配置をするのは慣れていない人には難しい場合もあります。

飛び石の配置の仕方

飛び石の配置の仕方にもコツがあるのを知っていますか?
一部ではありますが、飛び石の敷き方を紹介しましょう。
●直打ち…まっすぐに配置する
●二連打ち…2つ連続で直線的に並べてからずらして1つ置き、最初の直線上に2つ連続で並べる
●三連打ち…3つ連続で直線的に並べてからずらして1つ置き、最初の直線上に3つ連続で並べる
●二三連打ち…3つ連続で並べて、ずらして2つ並べ、ずらして3つ並べる
●千鳥打ち…1つずつジグザグになるように並べる
●雁掛け…3つずつジグザグになるように並べる

飛び石は上を歩くものです。ですから、歩きやすい歩幅や距離などを考えながら敷く必要があります。加えて、庭全体の雰囲気にも合わせてどの配置の仕方が一番良いのかを考えましょう。

飛び石を敷く時に注意すべきこと

和風の庭で飛び石を敷くことを考えた時に、天然石を選ぶ人がほとんどです。それは日本の侘び寂びなどの影響もあるのだと思いますが、洋風のきちんとカットされたタイルを使うのではなく、自然に近い形の庭造りを求めているからかもしれません。

しかし、この天然石を使うということが意外に難しいのです。
飛び石用として売られている石材は大まかな形に整えられてはいますが、すべり止めの意味もあり、天然石ならではの凹凸を残してあることがほとんどです。
この凹凸が飛び石を設置する時に注意すべきことなのです。

多くの場合、和風の庭では土の上に飛び石を設置します。しっかり土台を固めておかないと、雨や風など経年と共に飛び石がぐらついてくることがあるのです。
浮いた飛び石はケガの原因にもなりかねません。場合によってはモルタルなどを使って、しっかり固定することも必要です。

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小林正昭
専門家

小林正昭(一級建築士)

株式会社ジャストン東京

石材に関わるあらゆる工事を担当。リフォームやインテリア、修理や洗浄、家具の制作など、幅広い依頼に対し、予算や希望に応じてきめ細かな提案を行う。墓地や霊園、供養の情報にも詳しく、相談を受け付けている。

小林正昭プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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