基本情報技術者試験に合格しよう! 過去問解説(1)

荒川栄一郎

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テーマ:基本情報技術者試験

基本情報技術者試験に合格しよう! 過去問解説(1)

こんにちは!
IT・プログラミング関連講師の荒川栄一郎です。
本日は「過去問解説(1)」について記述します。

★「基本情報技術者」って何?

まず「過去問解説」についてお伝えする前に
「基本情報技術者」の概要についてお伝えします。

近年では
ITが広く社会に普及し
DXの推進やAI・IoT・ビッグデータ活用などの技術が
企業活動において不可欠なものになりつつあります。

基本情報技術者試験は
高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能や
実践的な活用能力を認定する試験です。

ITの普及が進む中
試験の価値がより重要視され
基本情報技術者の活躍の場が広がる可能性があります。

基本情報技術者は
情報処理技術者試験の1つの区分の国家資格です。

基本情報技術者試験に合格すると
IT業界における基礎的な知識やスキルを習得できるだけでなく
他のIT関連資格取得のための土台ができるなどのメリットがあります。

基本情報技術者試験は
●これから社会人となる学生
●いま社会で働く社会人
●転職してIT業界で働きたい社会人
●スキルアップを計りたい社会人
などに挑戦してほしいと思います。

★過去問(問題)

それでは下記問題を見て答えを導き出してみてください。
※問題は、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の提供する修了試験のサンプル問題です。

問題01

調べてでもいいので答えを導き出してみてください。
大切なのは諦めずに調べることです。
間違ってもいいので諦めずに挑戦してみてください。

★過去問(解答)

それでは問題の正解発表を行います。

解答01

正解は「エ」になります。

★過去問(解説)

それでは問題の解説を行います。
※解説は、IT研究所株式会社で作成したものになります。

解説01

まず
対象となる数値nを「1」と考えて解説を行います。

また
2進数は8ビットで表現します。

整数値の「1」は2進数では「0000 0001」となります。
整数値の「-1」は2進数では「1111 1111」となります。

次に
XORは「排他的論理和」といい
「0」と「0」、「1」と「1」のように同じ数値の場合
結果が「0」となり
「0」と「1」、「1」と「0」のように異なる数値の場合
結果が「1」となります。

「0000 0001」と「1111 1111」のXORは「1111 1110」となり
「1111 1110」と「0000 0001」の加算結果は「1111 1111」となります。

よって
結果が「-1」になるのは「エ」の処理結果になります。

★基本情報技術者のまとめ

過去問に挑戦してみて
難しいと思われている方も多々いると思いますが
基本情報技術者試験対策として是非知っておいていただきたい内容です。

基本情報技術者試験は
ITや情報セキュリティやプログラミングの知識を習得したい方、
基本情報技術者の国家資格を取得したい方にとって
大きな目標への第一歩となります。

是非
IT業界で働く人も
これからIT業界で働きたい人にも挑戦してほしいと思っていますし
少しずつ勉強していってほしいと思います。

★基本情報技術者試験の詳細

基本情報技術者試験は
科目Aと科目Bで構成され
科目Aが90分の試験時間で計60問が出題され
科目Bが100分の試験時間で計20問が出題されます。

科目Aは試験免除制度があり
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)に認定された講座を受講し
修了試験に合格する(修了認定の基準を満たす)ことによって
基本情報技術者試験の科目A試験が免除されます。

試験方式は
CBT(Computer Based Testing)方式で
コンピュータを利用して実施する試験方式です。

出題形式は
・科目A:多肢選択式(四肢択一)
・科目B:多肢選択式
となります。

出題分野として
「科目A」は
「テクノロジ系」、「ストラテジ系」、「マネジメント系」から出題されます。

「テクノロジ系」は
基礎理論、アルゴリズムとプログラミング、コンピュータ構成要素
システム構成要素、ソフトウェア、ハードウェア、ヒューマンインターフェイス
マルチメディア、データベース、ネットワーク、セキュリティ
システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術
の内容が出題されます。

「ストラテジ系」は
システム戦略、システム企画、経営戦略マネジメント、技術戦略マネジメント
ビジネスインダストリ、企業活動、法務
の内容が出題されます。

「マネジメント系」は
プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、システム監査
の内容が出題されます。

「科目B」は
「アルゴリズムとプログラミング」、「情報セキュリティ」の
2つの分野から出題されます。

「アルゴリズムとプログラミング」は
擬似言語による出題で
プログラミング全般、プログラムの処理の基本要素
データ構造及びアルゴリズム、プログラミングの諸分野への適用
の内容が出題されます。

「情報セキュリティ」は
情報セキュリティの確保
の内容が出題されます。

基本情報技術者試験は
科目Aと科目Bがあり
それぞれ1000点満点中600点以上を合格基準とし
それぞれ600点以上を獲得しなければなりません。

詳細は下記「基本情報技術者試験」のサイトが参考になると思います。
https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/fe.html

是非
IT業界で働く人も
これからIT業界で働きたい人にも
挑戦してほしいと思っています。

また近年ではIT業界に就職して
SE(システム・エンジニア)やプログラマを目指す文系の大学生が増えています。

このようなIT業界に進みたい文系の大学生にも
是非「基本情報技術者試験」に挑戦してほしいと思います。

★基本情報技術者試験対策について学ぶ方法は

基本情報技術者試験対策については
新入社員研修やIT・プログラミング関連の研修で
学ぶことができるようになっています。

また
基本情報技術者試験対策は
動画コンテンツEラーニングで「いつでも・どこでも」学ぶことができます。

【IT・プログラミング研修】
●「基本情報技術者試験対策」の詳細情報
https://itlaboj.com/courses/license_trainings/basic_information_engineer/

【動画コンテンツ】
●「誰でもわかる 基本情報技術者試験対策」の詳細情報
https://itlaboj.com/video_learning/info-basic-taisaku/

また
IT業界に進みたい文系大学生のための講座もございますので
一度挑戦してみてくだだい。

●「文系大学生ためのIT・プログラミング講座」の詳細情報
https://itlaboj.com/college_training/

★「基本情報技術者試験対策」習得に必要なもの

このコースの内容は基本的に座学になりますので
PCが1台あれば十分だと考えます。

オンラインで受講される人は
「Zoom」が利用できる環境があればいいと考えます。

システム開発に直結する内容もあり
SEやプログラマだけでなくIT業界で働くための最初のステップになります。

みんなが楽しみながら基本情報技術者の知識を習得してほしいと思いますし
将来のIT技術者を研修や動画コンテンツを通じて
育成していきたいと考えています。

私は日本全国に多くのIT技術者を育成できる研修を目指していきたいです。
そして一人でも多くの受講者に受講してもらい理解してもらえる研修を行いたいと思っています。

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荒川栄一郎
専門家

荒川栄一郎(IT・プログラミング関連)

IT研究所株式会社

JavaやPythonをはじめ、プログラミングやITに関する講座を40以上用意。講師歴は約30年で、企業研修から個人までオリジナルのテキストで分かりやすく教えています。オンライン講習にも対応。

荒川栄一郎プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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