ネットワークの脅威だ! ネットワーク盗聴って何? それは「コンピュータのデータを不正に盗み取ること」です!
こんにちは!
IT・プログラミング関連講師の荒川栄一郎です。
本日は「サーバとクライアント」について記述します。
★サーバとクライアントって何?
現在はインターネットを利用して
HP(ホームページ)を閲覧したり
FacebookやTwitterなどのSNS(Social Networking Service)で
情報のやり取りを行うことができますよね。
またインターネットを利用して
ショッピングをされる人も少なくはないと思います。
通常ショッピングというものは
●お店に行く。
●必要に応じて店員さんと会話をする。
●商品を買い物かごに入れる。
●レジに行って商品を購入する。
のように
お客様がお店に行って店員とやりとりを行います。
コンピュータ・ネットワークの世界も
このようなやりとりで通信が行われています。
コンピュータ・ネットワークの世界では
お店やそのお店の店員のようにサービスを提供する側が「サーバ」と言い
お客様のようにサービスを受ける側が「クライアント」と言います。
厳密に言うと
●サービスを提供するコンピュータやソフトウェアを「サーバ」
●サービスを受けるコンピュータやソフトウェアを「クライアント」
と言います。
★サーバとクライアントの関係
日々利用していると思いますが
HPの閲覧もメールの送信、メールの受信なども
サーバとクライアントの関係で成り立っています。
HPを見るときには「ブラウザ」というソフトウェアを利用します。
ブラウザは「Webブラウザ」ということもあります。
この「Webブラウザ」というソフトウェアが「クライアント(お客様)」になり
これを利用して「Webサーバ」という「サーバ(お店)」に問い合わせを行い
HPを見ることができています。
メールを送信したり受信したりするときには
「メーラー」というソフトウェアを利用します。
メーラーには
ソフトウェアを用いる「メールソフト」と
GmailのようなWeb上で利用する「Webメール」があります。
メールは
「メーラー」というソフトウェアが「クライアント(お客様)」になり
「メールサーバ」という「サーバ(お店)」介して送受信されています。
このように
サーバとクライアントが連携して仕事をしているシステムのことを
「クライアント・サーバシステム」と言います。
少し長いので「クラサバ」と略されることもあります。
★サーバとクライアントの種類
「クライアント・サーバシステム」は
それぞれ独立したものですが、単独では利用することができません。
●WebブラウザとWebサーバ
●メーラーとメールサーバ
というように
必ずクライアントとサーバという関係で成り立っており
必ず関係性のあるペアで利用されています。
上記以外の代表的なサーバは
●アプリケーション・サーバ
●ファイルサーバ
●DHCPサーバ
●DNSサーバ
などがあります。
アプリケーション・サーバは
Webサーバの友達みたいなサーバです。
Webサーバは
各サイトのトップページのように
予め作成しておいたHPしか見せることができませんが
アプリケーション・サーバは
GoogleさんやYahooさんの検索結果の表示のように
入力するキーワードによって異なるページを見せたりすることができます。
Webサーバは
予め準備しておいたページを配置しておき
アプリケーション・サーバは
プログラムで表示するページを作成します。
例えて言うと
Webサーバは、お店に置いている商品しか提供できないサーバで
アプリケーション・サーバは、オーダーメイドの商品を作成し提供するサーバです。
この2つのサーバは
連携して使用されていると言っても過言ではありません。
ファイルサーバは
ファイルをアップロードしたりダウンロードし
ファイルを保管したり共有したりできるサーバです。
代表的なものとしては
NAS(Network Attached Storage)というものがありますが
近年ではクラウドを利用したものも増えてきています。
DHCPサーバは
コンピュータに割り当てる住所(IPアドレス)を
提供するサーバです。
DHCPは「Dynamic Host Configuration Protocol」の略語です。
ネットワークが利用できるコンピュータの電源を入れると
そのコンピュータがDHCPサーバに問い合わせを行い
IPアドレスという住所をもらって
インターネットなどができるようになります。
例えて言うと
コンピュータの世界の区役所
コンピュータの世界の市役所ですね。
DNSサーバは
URLとIPアドレスを相互変換するサーバです。
DNSは「Domain Name System」の略語です。
URLは
「https~」のようにHPを提供しているコンピュータの住所です。
IPアドレスもコンピュータの住所です。
URLは人間が理解できる住所で
IPアドレスはコンピュータが理解できる住所です。
なので
人間がHPを閲覧する時にはアドレス部に「URL」を入力しますが
コンピュータにはURLが理解できないので「IPアドレス」に変換されて
Webサーバにアクセスしています。
このように
●URLからIPアドレスに変換
●IPアドレスからURLに変換
するサーバが「DNSサーバ」です。
例えて言うと
DNSサーバは携帯電話にある「電話帳」ソフトです。
電話をかけるときは
人の名前を選択してかけますが
厳密には、その人の電話番号に変換して通話ができています。
名前に相当するのが「URL」で
電話番号に相当するのが「IPアドレス」です。
★サーバとクライアントのまとめ
サーバとクライアントって
難しいと思われている方も多々いると思いますが
お店とお客様の関係です。
サーバとクライアントの種類は様々なものがあり
今やPCやスマートフォンで日々利用しているものだと考えます。
身近に利用しているものではありますが
その仕組みなどを考えるということは
ほとんどないかなと思います。
ただサーバとクライアントというものは
●お店とお客
●サービスを提供する側とサービスを受ける側
ということだけでも
このコラムを通じて理解していただけましたら幸いに思います。
サーバとクライアントは
お店とお客様の関係です。
もしサーバとクライアントに興味を持たれたら
少しずつ勉強してみてはいかがでしょうか?
ユーザとしては知る必要がありませんが
少しずつ覚えていくことで、点が線で繋がることも多々あります。
そうなると結構楽しくなるかもしれません。
これからIT業界を目指している人には
知っておいてほしい知識だと思いますが
少しずつ勉強していってほしいと思います。
★サーバとクライアントについて学ぶ方法は
サーバとクライアントについては
新入社員研修やIT・プログラミング関連の研修で
学ぶことができるようになっています。
【IT研修】
●「ネットワーク基礎」の詳細情報
https://itlaboj.com/courses/it_training/network_kiso/
★「ネットワーク基礎」習得に必要なもの
このコースの内容は基本的に座学になりますので
PCが1台あれば十分だと考えます。
オンラインで受講される人は
「Zoom」が利用できる環境があればいいと考えます。
特にシステム開発に直結する話ではありませんが
SEやプログラマになるための最初のステップになります。
みんなが楽しみながらコンピュータ・ネットワークの知識を習得してほしいと思いますし
将来のIT技術者を研修や動画コンテンツを通じて
育成していきたいと考えています。
私は日本全国に多くのIT技術者を育成できる研修を目指していきたいです。
そして一人でも多くの受講者に受講してもらい理解してもらえる研修を行いたいと思っています。