プログラミング言語って何? 「人間がコンピュータに伝えるラブレター」です!
こんにちは!
IT・プログラミング関連講師の荒川栄一郎です。
本日は「アナログとデジタル」について記述します。
アナログとデジタルって何?
コンピュータのことを勉強していると
必ず「アナログ」という言葉と「デジタル」という言葉を耳にします。
●アナログは「連続量」
●デジタルは「離散量」
ということですが全くわかりませんよね。
何か例に挙げて教えてほしいものです。
アナログについて
アナログは連続量という表現をされますが
具体的には切れ目のない連続した情報になります。
具体的に例に挙げると
●時間の流れ
●長針と短針がある時計
●水銀式の体温計
●レコードで聴く音楽
●カセットテープで聴く音楽
●ビデオテープで見る映像
●ダイアル式の音量調節装置
●地デジになる前のテレビ
●フィルム式のカメラ
のようなものがアナログと言われるものになると考えます。
アナログはこのように
いずれも切れ目のない
切れ目があっては使えないものばかりです。
レコードやカセットテープのように
時間が経過するに連れて劣化します。
水銀式の体温計で測定した体温を小数第三位まで表現してと言われたら
長針と短針がある時計からミリ秒まで表現してと言われたら
人によって解釈が違ってくるように曖昧な情報量かもしれません。
ダイアル式の音量調節装置で
音量を変更後、変更前の音量にすることも難しいかもしれません。
デジタルについて
デジタルは離散量という表現をされますが
具体的には「ある」か「ない」か、「1」か「0」かの情報になります。
具体的に例に挙げると
●人間の記憶
●数字で表示できる時計
●数字で表示できる体温計
●CDで聴く音楽
●DVDで見る映像
●DVDで見る映像
●ボタン式の音量調節装置
●地デジ仕様のテレビ
●デジタルカメラ
のようなものがデジタルと言われるものになると考えます。
デジタルはこのように
いずれも切れ目のあるものばかりです。
いやいや
●CDで聴く音楽は連続したように聞こえるよ!
●DVDで見る映像は連続したように見えるよ!
●地デジ仕様のテレビの映像は連続したように見えるよ!
と言われるかもしれませんが
連続したように聞こえているだけであり
連続したように見えているだけです。
デジタルなので
「ある」時と「ない」時が必ずあります。
連続して聞こえたり見えたりしているのは
「ある」時と「ある」時の間にある「ない」時の時間が短いからです。
耳を澄まして音楽を聞いてみると「ない」時がわかるかもしれません。
よく映像を見てみると「ない」時がわかるかもしれません。
いや、人間の能力では不可能かもしれません。
しかしデジタルなので
破損しない限り半永久的に劣化しません。
必要であれば
体温計で測定した体温を小数第三位まで表示できます。
時計をミリ秒単位まで表示できます。
そして体温測定の結果や現在の時刻などは
誰が見ても同じ情報量かもしれません。
ボタン式の音量調節装置で
音量を変更後、変更前の音量にすることも可能です。
このようにデジタルは「ある」か「ない」かの情報量の集まりでありますが
正確な情報を提供することができます。
もうアナログは使えないの? 必要ないの?
現在のコンピュータの主流はデジタルコンピュータであり
入力・出力・制御・演算・記憶にいたるまで全てデジタルですが
一部アナログの要素を持っているものもあります。
コンピュータ内部の処理のような目に見えない部分は
デジタルで利用されていますが
キーボードやマウスなどでの入力処理や
ディスプレイ画面への出力処理のような目に見える部分では
アナログが利用されていることもあります。
ディスプレイ画面は
デジタルディスプレイもありますが
アナログディスプレイを利用する人も少なくはありません。
その場合は
出力時にアナログに変換する技術(D/A変換)が利用されているでしょう。
D/A変換とは
デジタル信号をアナログ信号に変換する技術です。
またマウスは
ボタン部は押したか押さないかのデジタルですが
マウスで移動する情報はアナログです。
もちろんPCに情報が入る時には
デジタルに変換する技術(A/D変換)されて利用されているでしょう。
A/D変換とは
アナログ信号をデジタル信号に変換する技術です。
このようにアナログの良さもあれば、デジタルの良さもあります。
アナログの良さは
曖昧なものをそのまま表現し、フィーリングで理解できる点でしょう。
デジタルの良さは
正確で再現性がある点でしょう。
デジタル社会ではありますが
アナログとデジタルが上手く共存して
より良いデジタル社会を構築していってほしいと考えています。
アナログとデジタルのまとめ
アナログとデジタルって難しいと思われている方も多々いると思いますが
レコードとCDの違いと同じです。
アナログは
時間の流れ、聞こえる音楽、見える映像のような流動的なものを
そのまま連続的に表現することができる曖昧さを持ったシステムです。
フィーリングで理解しやすいのはアナログでしょう。
デジタルは
時間の流れ、聞こえる音楽、見える映像のような流動的なものを
一定の数値で区切る正確性のあるシステムです。
データをコピーをしたりデータを共有しやすいものはデジタルでしょう。
アナログとデジタルは、レコードとCDです。
もしコンピュータに興味を持たれたら少しずつ勉強してみてはいかがでしょうか?
ユーザとしては知る必要がありませんが
少しずつ覚えていくことで、点が線で繋がることも多々あります。
そうなると結構楽しくなるかもしれません。
これからIT業界を目指している人には
知っておいてほしい知識だと思いますが
少しずつ勉強していってほしいと思います。
アナログとデジタルについて学ぶ方法は
アナログとデジタルについては
新入社員研修やIT・プログラミング関連の研修で
学ぶことができるようになっています。
【IT研修】
●「コンピュータ基礎」の詳細情報
https://itlaboj.com/courses/it_training/computer_kiso/
「コンピュータ基礎」習得に必要なもの
このコースの内容は基本的に座学になりますので
PCが1台あれば十分だと考えます。
オンラインで受講される人は
「Zoom」が利用できる環境があればいいと考えます。
特にシステム開発に直結する話ではありませんが
SEやプログラマになるための最初のステップになります。
みんなが楽しみながらコンピュータの知識を習得してほしいと思いますし
将来のIT技術者を研修や動画コンテンツを通じて
育成していきたいと考えています。
私は日本全国に多くのIT技術者を育成できる研修を目指していきたいです。
そして一人でも多くの受講者に受講してもらい理解してもらえる研修を行いたいと思っています。