研修の内容をどうすれば理解できる??? それは「1ヵ月後に・・・」

荒川栄一郎

荒川栄一郎

テーマ:講師としてのアドバイス

IT・プログラミング関連の研修を理解するために!


こんにちは!
IT・プログラミング関連講師の荒川栄一郎です。
本日は「研修で悩んでいる受講者への対応」について記述します。

その前に本日は
先日、出張で研修に行った際に宿泊したホテルからの夜景がキレイだったので
その写真をを掲載します。

夜景1

夜景2

夜景3

受講者の悩み

毎年、私はIT企業の新入社員研修などで講師として登壇しているのですが
①聴講した内容をすぐに理解する受講者
②聴講した時点では完全に理解できていないが、質問によって理解する受講者
③聴講した時点では完全に理解できていないが、自分で調べて理解する受講者
④聴講して理解できなくて、諦める受講者
など様々な受講者がいます。

全受講者が①であれば非常にいいのですが
多くは②③が大半を占めると思います。

なかなか悩める受講者は多く
講師もそれに対応していかなければいけません。

受講者からの質問

今年の新入社員研修は2社担当したのですが
各社の研修の前半が終わった段階で
各社の受講者1名から偶然にも同じ質問がありました。

その質問内容は
「どのようにすればITやプログラミングを覚えられますか?」
でした。

質問をした各社の受講者の共通点は
・文系出身者
・全くIT・プログラミング関連の知識なく入社した
・SE(システムエンジニア)またはプログラマになりたい
・研修後は配属先で、すぐに戦力になりたい
という部分だったかと思います。

大学時代にプログラミングの勉強をしていた人と比較すると
文系出身者のスタートラインは前途多難であることは確かです。

それをカバーすることも
講師の仕事であると考えます。

受講者からの質問への回答

私は上記の
「どのようにすればITやプログラミングを覚えられますか?」
の質問に対して
「今から1か月後に
 30人の受講者相手にITやプログラミングを
 教えなければいけなくなったらどうしますか?」
と回答しました。

講師は
研修が始まる前には、いろいろな準備を行います。
それは全て受講者に理解してもらうためです。

私が受講者に対して心掛けていることが
●専門用語をわかりやすい言葉で伝える
●わかりにくい内容を「例え」で伝える
●体感しながら理解できる講義を行う
●受講者の理解度を逐次確認する
などです。

1か月後に教えなければいけない環境になったら
きっと必死で準備をすると思います。

1か月後に教えなければいけない環境になったら
きっと自分一人でまず考え、分からない部分を調べたりすると思います。

1か月後に教えなければいけない環境になったら
わかりにくい専門用語もきっと必死で調べると思います。

1か月後に教えなければいけない環境になったら
受講者に理解してもらうために
きっと必死で試行錯誤しながら受講者に伝える方法を考えると思います。

このような行動の繰り返しが
血となり肉になると考えます。

結果としてその受講者たちは
研修が終わるころには理解度も上がり自信を持って取り組んでおり
大半が自己解決できるようになっており
問題点に対しても議論できるようになっており
他の受講者にアドバイスをできるようになっていました。

人間って
やらなければいけないことの目標や期限が設定されていると
きっと必死になると思います。

その期間は大変かもしれませんが
その頑張りが、花を咲かせると思います。
その頑張りが、今後に生きていくと思います。

その受講者をはじめ今年担当した受講者の
今後の活躍を祈念しております。

私は日本全国に多くのIT技術者を育成できる研修を目指していきたいです。
そして一人でも多くの受講者に理解してもらえる研修を行いたいと思っています。

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荒川栄一郎
専門家

荒川栄一郎(IT・プログラミング関連)

IT研究所株式会社

JavaやPythonをはじめ、プログラミングやITに関する講座を40以上用意。講師歴は約30年で、企業研修から個人までオリジナルのテキストで分かりやすく教えています。オンライン講習にも対応。

荒川栄一郎プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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