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大学病院職員から時給1300円派遣社員への転落人生
コラム第1弾として、私のこれまでの経験が皆様のお役に立てばと思い書かせていただきます。
入職して2年目だったと記憶していますが、職場の飲み会に「ごめん、家買ってきた」と遅刻してきた先輩は30代前半。
社会人になりたての私では理解が追い付かないパワーワードでしたが、自分も同じ年くらいには!
そう漠然と人生設計を考えていた23歳からしてみると、今は全く違う業界でその時は考えもしなかった仕事をしています。
病院での仕事もやりがいがあり、今でも皆さんの名前を憶えているくらい素晴らしい職場で、人に恵まれてきたなと感謝をしています。
そして、社会人として大切なこともたくさん学ばせていただきました。
「収入も俺より高くて安定していて、なぜ辞めるの?」
転職相談に乗ってくれた友人の口からは、大抵この言葉が漏れてきました。
決まって私は
「一番トップになっても年収1000万円稼げないから」と、
今では懐かしく、現実を知らないお子様だったなと微笑ましく思います。
今だから笑い話かもしれませんが、仕事を辞める時は未来への希望もありましたが恐怖の方が強かったように感じています。
私が転職サポートをしていて、退職に踏み切れない方の多くはこの壁を乗り越えられていないのかもしれません。
退職日も決まり、いざ転職活動!!
当初は希望とやる気に満ちていましたが、技術職から会社員への転職は難しいのが現実でした。
貯金は多少はあるものの・・・
数か月も仕事が見つからない状況は避けなければ、というプレッシャーとの戦いが始まります。
何とか見つけた仕事は時給1300円の事務!
病院で働いていたころから比べ、手取りにすると10万円近く収入は減っていた感覚です。
貯金も難しく、このままではマズい!
でも、どうしたらいいのか。。。
自分が選んだ道を正解にするだけ
退職を決めた時から今に至るまで一貫している考え方です。
袋小路の暗闇に一縷の光が射すという言葉がありますが、
どんな時もあきらめなければピンチはチャンスに変わるものです。
エクセルやワードなどのofficeソフトを使いこなせるようになるにつれて時給も上がりました。
とは言っても、社会はそう甘くありません。
私は仕事ができない方の人間だった・・・ということです。
- 何度も見直したはずの資料には誤字脱字
- 関数の参照先がズレていることに気づかず計算ミス
- 日付や内容の一部を変え忘れて誤印刷
数え始めたらきりがないくらいミスをして数多のおしかりに自信を失いかけていました。
そんな時に出会ったのがマクロです。
エラーとの戦い
よくある「Hellow World」と表示させてみましょう!
というレベルから独学を始めたのですが、1行のコードを書いただけでエラー発生!
今思うと、その間違いはあり得ないだろう。というようなエラーです。
それでもめげずに勉強を進め、少しずつVBAの仕組みが分かり、できることも増えました。
これまで、時間がかかっていた週課や月課の仕事もマクロでノーミスに。
しかも、作業は数秒で終わり。
仕事の効率も上がりました。
(この頃にリモートワークがあったら、サボり放題だったでしょう。笑)
文章で書いてしまうと短いように感じましたが、病院を退職してからここまで来るのに約3年の月日が経過しています。
その後は、とあるきっかけでフリーランスエンジニアとなり、
怒涛の快進撃が始まるのですが、続きはまた次回!