声から変わる話し方教室_話す専門のボイストレーニングをする意味
こんにちは、堀口メソッドボイススクールの堀口明保です。
今回は聞き取りやすい声の出し方についてお話していきます。
息をしっかりと使える声の出し方
当校に来られた生徒様で、”話しても何を言ってるか聞こえない”と言われてしまうことが悩みで来られた方がいます。
その方の場合、声が小さいことで相手に声が届かないことが原因と感じて受講されたのですが、お話を聞いていると普段話す言葉のボリュームとしては標準的な大きさでした。
しかし、実際の仕事で話すことを意識して話していただくと、途端に聞き取りづらい部分が多い話し方になってらっしゃいました。
こういった場合、息の使い方を意識したボイストレーニングをしていくのが有効です。
声は息を使いながら出るものですので、息の量が声の大きさに直接影響してきます。
仕事の説明などで、言葉を間違えずに早く説明しなければという気持ちが強くなると息継ぎせずに一息で話し切ろうとしてしまい、声が小さくぼそぼそとした話し方になってしまうことがあります。
このクセを変えていくには息をしっかりとつかい、息継ぎの間も入れながら話す練習をしていただき、じっさいに話している声を聞いて聞き取りやすい音量で話せていることを確認していただいています。
それと同時に当校では伝わりやすい話の組み立て方や、話す要素の見つけ方も練習していますので、焦りにくく焦ったとしてもリカバリーしやすい話し方も練習していただきました。
このように実際に話すことを意識して練習していくと、同じようなことを説明する場面でしっかりと聞こえる声で分かりやすく話が出来るという自信がついていきますし、少し違う場面でも話の出来る応用力も身に付いていきます。
ただただ大きく声を出そうと無理をした話し方をすると大きく負担がかかりますし、相手には焦ったように聞こえる声になるので信頼を得られません。
息の使い方を意識して、しっかりと存在感を感じる声の出し方が出来ていけば同じ内容を話しても信頼感が違ってきます。
その方の場合は練習して力が身に付いてからは”今までは何言ってるかわからなかったけど、ちゃんと分かるようになった。”と言ってもらえたようです。
声の大きさや聞き取りやすさは意識して練習をすれば変えていくことが出来ますし、実際に話すことを意識したトレーニングでそれを自然に発揮できる自分の実力に変えていくことも出来ます。
当校ではその方その方のクセを見て、その方の目指す方向に変わっていくための練習をしていただいています。
無料体験レッスンでもその変化を感じていただけるよう行っているのですが、個人レッスンのため予約制となっています。お電話や当校HPの問い合わせフォームからお気軽にご予約ください。