響く声ってどういう声?
こんにちは、堀口メソッドボイススクールの堀口明保です。
今回は、”加齢で声がかすれて話しづらく、すぐ疲れてしまう”というお悩みで当校で受講された方がどのようなボイストレーニングをして改善していけたかをお話していきます。
声帯にも筋トレが必要
加齢と共に人間の体は衰えていきます。
どんどん筋肉が落ちやすくなり、歩いたり家事をするだけでも疲れやすくなっていきます。
声帯も同じく筋肉で出来ていますので、加齢で動かしづらくなり声がかすれたり、話すとすぐ疲れてしまう声の出し方になっていきます。
年齢と共に筋肉を落とさないためのボイストレーニングが必要になります。
ただ声帯の難しい所は、例えば単純にカラオケで歌い続けるような、ただただ喉に負荷をかけるようなトレーニングをすると、すぐに喉を傷めてしまうところです。
足を怪我した状態で走るトレーニングをしたら逆効果になるように、声がガラガラになりもっと話しにくい状態にもなりかねません。
適切な形で適切な量、トレーニングをしていくことが肝要です。
自分に合わせたボイストレーニング
当校ではなるべく喉に負担がかかりにくいトレーニングをしていますが、それでも呼吸や顔の運動などで疲れてしまう部分はあります。
そのため、30分と60分のレッスン時間を要望に合わせて途中で変更も出来るようにしています。
声、喉、体力の状態は人によって違います。
その人にとって楽な形で続けられるトレーニングというのが一番その人が成長できるトレーニングだと私は考えています。
今回お話している方も、最初60分にするか30分にするかをレッスン途中の自分の感覚で決めていただき、30分で継続して通われてどんどんと楽に話す力をつけていかれました。
その方のペース、その方の目標に合わせて一番効果的なトレーニングをしていくことでどんな方でも成長していくことが出来ます。
人間の筋肉は100歳になっても成長することが出来るそうです。
年齢によって落ちる速度が上がり成長速度も落ちたとしても、成長することは出来るのです。
楽しく話すための練習
練習のとき、声を楽に出せるようになっても、その声で話せなければ、せっかくついた力を活かせません。
そのため、当校では良い声で話せるようになる練習をしています。
話をする時、喉の状態も大切ですが心の状態も声に大きな影響を与えます。
しかし、気持ちのコントロールをして話しましょうというのは難しいので、楽しく話すための話の構成方法を練習します。
楽しかったことを話してください、というだけで話せる方はいいのですが、そうは言われても…という方が大半だと思います。
当校ではこちらで簡単なテーマを決めて、その中で質問をして話をしていくことで楽しいと思ったことを見つける練習もしています。
見つけた後で伝える形に変える練習を、というように、良い感情を表現する力が身に付くように練習をしています。
こちらも、話すことが苦手な方は決まった文言を言う練習から、というようにその方のペース、状態に合わせた練習を重視しています。
こちらも無理せず、考えを見つける、伝えることを練習していけば誰でも、どんな年齢の方でも成長していけるからです。
今回の方も”楽に話せるとどんどん人と話すようになってとても楽しい”と言っていただけるほど成長されていました。
当校では無料で受けられる体験レッスンをお一人ずつの予約制で行っています。体験レッスンの中でも変化を感じられるとご好評いただいていますので、ぜひ、加齢による声のかすれが気になる方はご受講ください。