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緊張してしまう自分を変えるには_声から変えるトレーニング

堀口明保

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テーマ:ボイストレーニング

こんにちは、堀口メソッドボイススクールの堀口です。

今回は緊張してしまうことが悩みの方の改善方法についてお話します。

当校に来られる方で、人前に出ると緊張してしまって話せなくなる、相手によって緊張してしまい苦しくなるといったことが悩みで来られることも多いです。
苦手を克服しようと苦手な場面にどんどん出て緊張しない強い精神を身につけよう!とされる方もいるのですが、何も準備せずただただそういったことをすると失敗してより苦手になることが殆どです。
まず緊張せずに話せる“形”を作ることが大切です。

落ち着いて見られる話し方

落ち着いた話し方はどんな形か考える前にまず逆の形
緊張した苦しい話し方の状態を考えてみましょう。

わざと肩に力を入れて前のめりにしてみるとそれだけで息が浅く苦しくなる感じ
緊張してくる感覚があると思います。
しっかり話そう、きちんと誠意を伝えようと思いすぎるとこういった姿勢になっている方が多いと思います。
しかし、声を出す姿勢としてはとても出しづらい姿勢ですし、見た目としても力が入りすぎている姿勢です。

なので、落ち着いて見られる姿勢というのはこの逆の姿勢。姿勢としては少し後ろに重心があり肩の力が抜けた状態を作ると見た目として落ち着いて見えますし、呼吸も深く落ち着いた状態を作りやすいと思います。
何より通る声も出しやすい姿勢なので息苦しくなく落ち着いて聞こえる声が出しやすくなることが大きいです。
鏡や動画などでも確認していただくと、威張って見えるんじゃないかと思うくらい
かなり肩を広げて背骨を立てても自分で思うよりは落ち着いてしっかりしているように見える姿勢の範囲だと思います。

この状態で声も喉を使って無理やり出すのではなく、力を抜いて鼻に響かせるような
通る声の状態を作っていただくと、楽な響く通る声の出し方を確認して行っていただけます。

まずこの状態を作れる、この方が楽だなというのを意識して作って確認して行っていただき、更にその状態で実際に話をするようなこと、あいさつでもいいですし良く使う受け答えの言葉でもいいですので練習をしていくと実際の場面で落ち着いて聞こえる話し方、受け答えの理想的な声の出し方を確認出来ると思います。
そうしていくと、実際の場面でその何割かでも発揮できるだけで落ち着きやすく、緊張しているように見られない話し方に近づけていけます。

ポイントはそういった良い状態の作り方、発揮したい理想的な形への近づけ方がわかった状態で、緊張するような場面に挑むのとそうでないのでは全く違うということです。
改善の仕方が分からない状態で闇雲に挑むのと違って、ここは出来た、この部分はまだ甘かったという風にあとで確認して成長に繋げられると、そういった苦手な場面もチャレンジする場に変わりますし課題を見つけられるポジティブな場に変えていけますので精神的な負荷も大きく変わってきます。

緊張しないためにまず話し方から変える

緊張しないためにというと、まず強い気持ちとか精神面から考える方が多いのですがそれよりも重要なのが話し方を変えることです。

例えば人前に出て話そうとすると、苦しくなって頭が真っ白になってしまうという方で考えると、それを解決するために重要なのは呼吸と声の出し方です。

なぜ苦しくなってしまうかというと精神面ではなく物理的に考えると、息継ぎをせず走り続けるように息を止めてしまって話していて苦しくなっているからです。
この物理的な理由は息継ぎの出来る話し方が出来れば解決しますし、意識して練習していけば誰でも変えていけるものです。

この話し方と息のつける呼吸を練習して身につけていきます。
人によって力を入れやすいところ呼吸のクセがありますのでその方の特徴に合わせてトレーニングをしていくととても効果的です。

練習をして更に、最初は恥ずかしいかもしれませんが自分の話した声の印象を確認していくことも大切です。

結構多いのが、人前に出るんだからピシッとしっかりと話をしようと考えて力と気合を入れて途切れなく話さないと!と思って話をしてみたら、聞くと早口で何を言ってるか分からなかったり慌てて焦っているように聞こえる…という風に自分の思っていた形と全く違う聞こえていることです。

堀口メソッドボイススクールでは、思っていた印象に近づけるにはどういう力をつけたらいいかという練習をしていますので、ああこういう事を意識しておくと落ち着いて聞こえるんだなとか、こういう声の出し方をすると声に説得力が出るんだなという風に自分の思い描いた形と実際に聞こえる声を近づけていくことが出来るようになっていきます。

声の出し方が変わると、落ち着いた印象、説得力のある声で話すことが出来ます。
そうすると周りがそう見てくれるというのも大きいのですが、何よりも自分が一番近くで自分の声を聞いていますので自分の気持ちの落ち着き、自信に繋がっていきます。

このようにまず声の出し方から変えていくことが第一歩です。

話の型を身につける

まず声の出し方が大切なのですが、内容に自信がないとそこから力が入り緊張しやすい話し方に戻ってしまいます。
内容面も力をつけていくことで磐石な力が身についていきます。

話の内容というとこれも生まれ持った才能のように感じてしまいますが、これも練習で身につけていける力です。
当校ではサンドイッチ話法などの型で話をまとめられるように練習をしていきます。
こうすると伝えたい内容を伝わりやすい形に変えられることを感じられます。

人によって話のまとめ方、伝えたい主眼の持ち方にもクセがありますので、これを伝えやすい形、クセに合わせた話題の作り方を練習していくと、その人にとって必要な、パッと手短に話をまとめられる力や話題を掘り下げて魅力の伝わる話し方など、その方の求める力がつくように練習をしていきます。

そうすると内容面も自信がつき、練習したとおりの力、声の出し方を発揮できるようになっていきます。

当校はこの2つの力を同時に身につけられるようにレッスンを行っていくのが大きな特徴となっています。
声だけ、内容だけでは、実際の場面で使える活きた力になりません。
両方とも同時に練習を進めていくことがとても大切です。

堀口メソッドボイススクールではこういった緊張をなくすというテーマにも具体的で実践的なレッスンを行ってます。
体験レッスンでもその方の要望を聞いてその方にとって必要なレッスンを行ってますので是非、電話や当校HPの申し込みフォームからご予約ください。

小金井校での対面レッスン、ZOOMを使ったオンラインレッスンも行っております。ぜひご希望の形式で変化の感じられるレッスンをご受講ください。

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堀口明保
専門家

堀口明保(話し方スクール講師)

堀口メソッドボイススクール

話下手な人が実際に克服した体験を基に体系化した話し方教室。講師が発声練習で人生を前向きにした実体験があるからこそ、話し方に苦手意識のある方の気持ちを理解でき、生徒さんに寄り添ったレッスンをしています。

堀口明保プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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