人に伝わるスピーチ
こんにちは、堀口メソッドボイススクールの堀口です。
今日は誤解を受けやすい方がどのようなトレーニングで改善していったか
お話していきたいと思います。
言葉の選び方より声の出し方から変えていく
誤解されやすいという方で多いのが、自分の言葉選びが一番の問題と思っている方です。
どうしても失敗した時に言葉のチョイスが悪かったというのが印象に残ってしまうので
そこに問題があると思いやすいのです。
しかし、周りに与えた印象で言葉の内容より重要なのは声で受ける印象です。
言葉選びを間違って、少し失礼に聞こえる言い回しになっても、相手に好意尊敬を持ってることを落ち着いて伝えられる声の出し方になっていれば誤解されることは少ないですし明るく訂正も出来るので決して悪い印象にはなりません。
最大のポイントは自分の出している声がどういう聞こえ方になっているのか、確認して自分の思っていた印象との差を小さくしておくことです。
多くの方が自分で思うよりも明るく言ったと思っても確認してみるとそこまででもなかったり、表情として大きく出したと思っても見て確認するとあまり動いていないということが多いと思います。
走ろうと思ったけど思ったより足が動かなかった、という事と同じで声は物理的なことで大きく変えられるものなので、この差はトレーニングで大きく改善していけます。
暗い表情から明るい表情、怒った表情から優しい表情というように間逆の表情を意識して動かして稼働域を広げるように顔の筋肉、特に目と眉毛を動かすことを意識してトレーニングをしていきます。
こうして自分の思った動き表情に近づけられるようにしていきその状態で声を出す練習をしていきます。
最初は変化が小さいかも知れません。自分で思うより表情の動きが小さいことが多いので、こんなに明るい表情を意識してもコレぐらいしか変えられていないんだと確認できるだけでも最初は十分です。
しかし、少しづつ動かし方、声の出し方の整合性が取れてくると自分の思ったイメージに近い声の出し方に近づいていきます。
声の印象は心や性格で変わるもので変えられるものじゃないと思ってらっしゃる方が多いのですが、こうやって物理的なトレーニングで大きく自分の発揮しやすいものに変えていけるのです。
もう一つ重要なポイントは落ち着いた状態を作って話をしていくことです。
自分の意図通りの印象で声を出していければそれだけでかなり誤解を受けることは減るのですが、間違った言葉で言ってしまったらどうしよう…という気持ちがあると表情の動きも硬く小さくなってしまいます。
そのために間違えても気づいて訂正すれば大丈夫という落ち着いて対応が出来る状態を作っておけば間違うことも結果的に大きく減らしていけます。
この落ち着いた状態というのも練習で培えるものです。
先ほどの表情の練習と同じように、自分で休みをいれて確認してみると思ったより間が空いていないということを確認出来るとおもいます。
意識的に入れる休みは落ち着いて見える間になりますので、力が入って考え込んでしまう間と違って周りに与える長さは全然違うものになります。
最初は休みを入れることが、間が空くことが怖いと思う方が多いので不自然で力が入ってしまうことが多いのですが、これも練習して確認していくことで少しずつ自分の自然に発揮できる力として身についていくようになるのです。
こうして、しっかり休みを入れて話をすると、その休みの間に相手のことも見ていくことが出来るようになりますし、反応から訂正も出来るんだと確認していけると思います。
このように形から変えていく事は練習でいくらでも出来ますし、そうすると発揮できる自分の力も大きく変えていけるようになっていきます。
当スクールに通われている生徒様で、よく誤解されてしまうという方が居ます。
声を引っ込めてしまうクセを直す
その方の場合、話をするときに声を引っ込めてしまい
話の終わり際の声が弱く自信が無さそうに聞こえてしまうというクセがありました。
そういったクセを持つ方は大勢いらっしゃるのですが、なぜそうなるかというと
しっかり伝えなきゃ、話さなきゃというときほど体に力が入り
声を出しにくい、響きにくい体の状態にしてしまっているという原因があります。
ですので、まず力が抜けている方が自分の声は自信がありしっかりしているように
聞こえるんだということをボイストレーニングにより確認していただきます。
しかし、それだけですとまだ誤解をされない話し方には足りません。
もう一つ大きな要素として話す言葉の言い方も重要です。
言い切る言葉で言う
その方の場合、誤解を受けやすいということで色々言い訳をつけて
話をしてしまうというクセがありました。
○○だと思うのですが、××という場合もあるのでごにょごにょという感じです。
そうすると、なにかハッキリ言えない理由があるんじゃないかと誤解を受けてしまいます。
ですので、○○だと思います。と強く言い切る言い方をしていいただき、その時の声を聞いて確認していただくと”ああ、これぐらい強く言い切っても偉そうだったり圧を与えるような言い方にならないんだな”と感じていただけます。
ちゃんと体の力が抜けて表情も柔らかく前に声を出せると、かなり強く言い切ったように感じても
聞いてみると自信を持ってしっかり伝えているという印象はあっても怒鳴ったり怒ったりしているようには聞こえないのです。
このように当校では、自分の中で思ってる言い方のイメージと実際に聞こえているイメージのギャップを埋めて、自分の伝えたい本来のイメージを伝えられる力をつけるトレーニングを行なっております。
堀口メソッドボイススクールでは、こういった実践的なレッスンを、その方の特徴、クセをみて効果的なトレーニングで行っています。
無料の体験レッスンもZOOMを使ったオンライン、小金井教室での対面レッスンで行ってますのでぜひ当校HPの申し込みフォーム、お電話でご予約ください。