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小室千雪プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

これでいいのでしょうか?

小室千雪

小室千雪

年の瀬をまえに暗い話になりますが
子どもの「不登校」問題が深刻です。

2022年度の長期欠席は小中学校が約46万人、高校が約12万人と言われています。
中でも、小中学校の不登校が急増中で、病気や経済的理由を除いて年間30日以上
登校していない生徒が、前年度比22.1%増!!!29万9,048人となり、
過去最多を記録したと報告されています。(文部科学省)

私は「ELFえいごの寺子屋」という英語のレッスン場を主宰していますので、
日常そのものが子どもとその父母との交流です。

10年前の設立時、「不登校」は身近な話題ではありませんでした。
ところが最近は状況一変。
コロナ禍の影響も強いでしょうが、あちらでもこちらでも、
「ウチノコガ、学校ニ行カナイ」・・・

なぜ学校に行かないの?

私の小中学生の時代(昔々です)は、月~土は学校へ行く楽しみ。
日曜日は学校へ行かない楽しみ。
1週間はこの絶妙のバランスで成り立っていました。(・・・と思います)

ちなみに「不登校の原因ランキング」をGoogleで検索してみると・・・
1位:学校での人間関係
2位:無気力
3位:勉強の遅れ・成績が悪い
さてどうしましょう。

少し乱暴かもしれませんが、私の個人的見解を申し上げます。
「英語を楽しくマスターする」行為は、2位:無気力、3位:勉強の遅れ・成績が悪い、
を解決する特効薬だと思っています。

2位:無気力・・・英語のトレーニングは、日本語にない特有の音を発声する練習と
その音を聞き取る練習からスタートします。

カエルのような声を出したり、アヒルのような声を出したり。
「物まね」や「カラオケ」に似た開放感が味わえます。声を出すと気力が充実する
という教えの通り。
この練習は30~40人の教室では不適。と言って、ひとり特訓もイマイチ。
3~4名の仲間が集まって、口をひん曲げ、照れながら、笑いながら練習するのが
一番効果的です。

どちらかというと暗い引っ込み思案な子が、むつかしい音を上手に発声した時、
私は「Good!」と手をたたきほめたたえます。その瞬間の子どもの目の輝きを、
お母様たちに見せてあげたいといつも思います。

また、英語でコミュニケーションすることは、ある種の「変身術」を体験することです。

相手の目を見る。「YES」「NO」をはっきり言う。身振り手振り表情を交えて、
とにかく自分の言いたいことを伝える。
この訓練は、恥ずかしがりや、引っ込み思案な子どもの日常を瞬間的に変えます。
「ヘンシーン」です。この積み重ねが性格を少しずつ変えていきます。

さらに英語変身術は、本人も両親も気がつかなかった隠れた才能を発見する
きっかけともなります。

3位:勉強の遅れ・成績が悪い・・・受験第一主義で、東大⇒財務省のコース以外は
選択肢がないというという場合は深刻ですが、普通一般人の人生では大した問題でない
というのが私の持論です。

20年ぶりのクラス会に出席してみたら、学級委員クラスの秀才たちの消息は不明で、
クラス会を仕切り世話していた人物はクラスを代表する劣等生だった、
という経験はありませんか?

私は何回もあります。

しかし、現実的に「不登校」は良くありません。そこで提案。

まず1科目だけクラスの10番以内に入ろうと頑張ってみましょう。

ひとつでも得意科目ができると、学校が少し楽しくなります。友達もでき、
周囲の見る目も少し違ってきます。

簡単、簡単、やればできるひとつの例。

先日わがELF寺子屋に来ている高校1年生が生物の定期試験を死に物狂いで頑張った話を
しました。
理由は仲良しのクラスメイトが前回の試験でクラス2番の成績をとって、さも得意気にしている姿を見て「それを超えてやる!」と一念発起したのです。
取った手段が20時間の猛勉強。

結果はどうだったのでしょうか?

何と学年で1番!!!

動機はともかく、彼は自分の意志で目標を設定して頑張った。そして、結果は目標を
はるかに超えたのです。本人は大いなる達成感を感じ、ご機嫌そのものでした。

この事例は、集中するパワーの偉大さを物語っています。

勉強の遅れ・成績が悪い・・・で、学校に行きたくない気分に落ち込んだら、
何か1点に集中して「風穴」を開ける。これがおすすめです。1点突破作戦です。
私はこれを英語でやりましょう、と提唱しています。

なぜ、英語か?

理由は単純。

「不登校」の原因2位と3位の特効薬。一度マスターしたら、一生使える重宝な道具。
英語=世界共通語は、上手は上手なりに、下手は下手なるに、使えると便利、
人生の選択肢がふえます。

私は「ELFえいごの寺子屋」を立ち上げた時、「英語塾ではありません」と明言しました。

短期間に詰めるだけ詰め込んで、希望する大学に入学出来たら、「ハイ、サヨウナラ」
となる英語を教える気はまったくありません。

少し脇道、私と英語の関係。

幸運なことに、私は幼い時から外国人、外国語に興味をもっていました。
理由は今でもわかりませんが、母親は「誰にでもひとつぐらいは長所がある」と
笑っていました。

その後、両親の協力を得てアメリカに留学でき、大学卒業後は、日本に帰り、いわゆる
外資系企業に職を得ました。

当時は、変化の激しい時代で、就労環境も揺れに揺れていました。
あちらの壁にぶつかり、こちらの壁にぶつかり、それなりの苦労をしましたが、
結果的に変化をチャンスにして、充実した面白いキャリアアップができました。
今、気がつくと、私の周囲は留学やビジネスでできた友人、仲間でいっぱいです。
アメリカはもとより世界中、ドイツ、フランス、デンマーク、フィンランド、
チリ、韓国、インド、イギリスなどなど。

つまり、私は英語に出会ってよかった、トクしたと思っているのです。

英語を「道具として使いこなす」にはそれなりの努力が必要ですが、これはいつでも
だれでもできることです。

残念ながら今高校が大学の、予備校化しています。
中高一貫校では中学1年生の1学期から一部の先生たちが大学受験の話をして生徒に
プレッシャーをかけているそうです。

良い大学を卒業して、よい職業(企業、公務員、医師・弁護士等資格職)につくのが、
素晴らしい人生なのでしょうか?

そんなの面白くない。自分にむいてない。世界を舞台に・・・大きく構えましょう。

そうそう忘れるところでした。

ELF寺子屋では、本人が希望する場合は英検やTOEFL等の受験を応援しています。
これは英語力の現在地を測定する手段で、今後の学びの方針を立てる糧となるからです。
必要であれば弱点克服の特訓もいたします。

その結果ですか?・・・自慢話になるのでやめておきます。




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小室千雪
専門家

小室千雪(英語講師)

株式会社team CK

子どもの英語学習の「はじめの一歩」。将来、グローバルで活躍できるように文化・習慣なども含めて「世界共通語の英語」を指導する。また、全世代を対象にニーズに応じたマンツーマンのオンライン講習も開講中。

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