棚橋公子プロのご紹介
ドラマ・映画で活躍するスタイリストが、オリジナルアパレルブランドをプロデュース(1/3)
約40年のスタイリング経験から生まれたブランド「Marena」
「DMC'S 」代表の棚橋公子さんは、1980年代から多くのテレビドラマや映画の登場人物を彩ってきた、スタイリストです。
「役者さんが身につける洋服や小物は、放送局の衣装さんや、持ち道具さんが選ぶのが一般的だった時代に、ファッションショーのスタイリングをしていた私にお声が掛かりました。フジテレビのディレクターが、『見る人が憧れるスタイリッシュなドラマを作る』と企画したのです。大ヒットした『東京ラブストーリー』をはじめ、多くのトレンディードラマに携わり、視聴者の方々からも大きな反響がありました」
役柄の個性を服装からリアルに浮かび上がらせる棚橋さん。監督やプロデューサーと綿密に打ち合わせ、キャラクターに合うアイテムを調達しますが、既製品でイメージ通りのものが見つからない時には、自ら作ることも。
「メーカーに依頼しても思い描いているものとズレが生じることがあるので、制作者の意図を理解している私が、一から服を仕立てます。スタイリストが衣装の手直しをすることはよくありますが、作れる人はあまりおらず、喜んでいただけます」
数多くのオファーを受け、作品の世界観を装いの力で演出。「40年あまりの経験で、自分の好きなデザインや作りたいものが固まってきた」と語り、自らの制作活動として、2019年にオリジナルアパレルブランド「Marena(マレナ)」を立ち上げました。
「名前には『希(まれ)な』という意味を込めています。セカンドブランドの「marenamare(マレナマレ)」は、アフリカやインドなどの生地や小物を使ってエスニックなテイストを取り入れたデザイン。東京の街に合うスタイルを提案しています」