◆花押が押された遺言書は無効！◆～遺言・エンディングノート～
こんにちは。
司法書士 行政書士 山口里美です。
先月、総務省から衝撃的な数値が発表されました。
何と、日本の現在の空家数は「８２０万戸」。
７件に１件が空き家である計算となり、
２００８年に行われた前回の調査から、６３万戸も増えているそうです。
２０１３年の平均世帯人数が２．５１人ですから、
おおよそ、２，０００万人分の住宅が余っていることになります。
空き家に至る原因は様々ですが、
賃貸用住宅で借主が見つからないケース、
売却中の住宅で買主が見つかっていないケース、
そして最も問題となっているのが、
居住者が高齢のため施設に入居したり、亡くなったりした後に放置されているケースです。
空き家を所有していても、固定資産税はかかりますし、
庭木の手入れをしておかなければ、近隣からのクレーム対象となります。
更には、空き巣や放火の被害にあうことも考えられます。
先日、報道番組で、大田区の木造アパートが
所有者の代わりに解体される行政代執行の様子を放映していました。
隣地の青空駐車場に止めた車に、
朽ちたアパートからの飛来物が飛んで、苦情が相次いだからだそうです。
この解体費用の約５００万円！は所有者に請求され、
支払われない場合は、土地の差し押さえに進みます。
不動産の売却時期を間違えると、思わぬ事態に発展しかねません。
親世代と子世代が普段からコミュニケーションを図り、
「折角の資産を活かす」判断が必要だと思います。
そのツールとして「エンディングノートを」ご活用いただくのはいかがでしょうか？
★親世代と子世代が、まずは顔を見合わせて話し合うことから始められるように。
揉めないための「大人世代の法律知識」をこれからも皆様に御伝えしてまいります！
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