クーリング・オフ 意外と知られていない重要ポイントQ&A その3
あなたは、買い物する時、税別価格と税込み価格のどちらを多く見かけますか?多分、税別価格という方の方が多いのではないでしょうか。税別価格は、税込み価格より一見すると安いイメージになりがちなため、多くの店で取り入れられています。その一方で、実際には消費税分も支払うので、わかり辛さがあります。
この税別価格と税込み価格、4月から法律で税込み価格(=総額表示)のみに統一されます!
そもそも、平成25年10月に消費税が8%に値上げされた際、消費税転嫁対策特別措置法という法律が制定されました。この法律では、原則として、総額表示で価格表示するよう決められています。但し、販売する事業者の値札準備などの負担軽減のため、消費者が価格を誤って認識しないようにルールを守れば、税別価格で表示しても良いことにしました。
当初は平成30年9月末まででしたが、消費税の値上げ等の関係の影響で、今年の3月31日までに延長されていました。このため、期限が終了した翌日の4月1日からは、「〇〇〇円」は税込み価格となります。具体的には、次のような表示になります。(金額は参考例)
・110円…税込み・税別の表示が無くても税込み価格です
・110円(税込み)
・110円(税別価格100円)
・110円(うち消費税額等10円)
・110円(税別価格100円、消費税額等10円)
なお、あくまでも「表示」ですので、口頭で「110円」と約束する場合は、このルールが適用されません。税込みか税別か、きちんと確認しましょう。
4月以降、しばらくの間は、私たち消費者もよく表示を確認し、レシートに間違いが無いかチェックする事をお勧めします。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
*参考 国税庁No6902「総額表示」
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