恋活と出会い系の違い

影山頼央

影山頼央

テーマ:その他



結婚相談NPOの影山です。
長らく「恋活」という言葉は「出会い系」という言葉の悪い印象から逃れる為に
事業者側の都合で呼び方だけを変えたものだと思っていましたが、最近では差があるという事を恋活事業者の方にご説明いただいたので、本日は業界側から見る「恋活」と「出会い系」の差をご説明したいと思います。

※この定義は事業者が定めているもので、社会から、利用者側からの印象としてその区分けが適切か?は異なる可能性があります。

基準は未成年の利用

恋活事業者によると、出会い系は「未成年が利用できるもの」、恋活は「未成年は利用できないもの」という事でした。
言い方を変えると、出会い系は「身分を確認していないもの」、恋活は「身分証明書を提出させて本人確認をしているもの」という事になります。(ただし恋活も既婚・未婚は問わない。出会い系サイト規制法では18歳が基準)

では、恋活事業者は身分証明書を必ず確認しているのか?というと、
上図では遠慮気味に円を描いてありますが、事業者自身の体感値で出会い系の自称恋活事業者が半数以上という事でした。
かなりの割合という事になりますが、善意の事業者はその分も苦労をされているとお察しします。

身分証明書で本人確認をしていないという事は、簡単にプロフィールを偽る事もできますし、複数人に成りすます事も可能なので、他にも色々と問題が出てきます。

確かに身分証明書を確認しているというのは大きな差でしょう。
ようするに利用者は「恋活」という言葉をうのみにせず、ちゃんと本人確認をしているか?を見極める必要があるという事です。

恋活事業者は安心・安全を課題と認識

恋活事業者は安心と安全向上の為にサイトの監視を実施し、2019年上半期中に第三者団体による認証制度の設立を目指しているそうです。

善意の恋活事業者にとっても、不安を増大させる自称恋活・出会い系事業者は目の上のたんこぶとの事ですので、この認証制度が実際に効果を生むか?が恋活業界の行く末を握っているのかもしれません。

出会い系の目的

出会い系の目的は基本的に身体の関係を持つ事です。
一般的には男性側に都合の良い活動の印象がありますが、最近は「パパ活」「ギャラ飲み」という活動も出てきて、一概に女性のみが被害を受ける側とは言い切れないようです。

パパ活とは?:女性が年上男性と一緒に食事やお茶をする対価として金銭的援助を求める活動。

ギャラ飲みとは?:女性が男性と一緒にお酒を飲む行為に対して、男性支払いのギャラが発生する活動。

ともに女性側はバイト感覚の方が多い印象で、
まだ「パパ活・ギャラ飲み」とうたってくれていれば、利用する側も心構えが出来るところですが、出会い系に紛れ込まれているとトラブルも増えるのではないでしょうか。
不安をあおるわけではありませんが、下手をすると逮捕案件も出てきそうです。

いずれにしても、恋活を利用する場合は「事業者自体が出会い系ではないか?」は入念にチェックするように心がけましょう。

▼関連リンク
出会い系サイト規制法https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/syonen/deai/law/index.html

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