中高年層の新たなお付き合いの形「通い婚」とは?
結婚相談NPOの影山です。
前回のコラムで予告した通り、今回は持病をお抱えの方のシニア婚活について書きたいと思います。
中高年の婚活では現役世代の婚活と比べ、健康の重要性が大幅に増します。
若い頃からの食べ物の違いや生活習慣の違いなど、個人差が目立ってくるのが30代。中高年では個人差が更に開き、実年齢よりも体内年齢が重視される傾向に有ります。
「持病」があっても、出会いを求める事は可能なのか?
では、持病があった場合、出会いは諦めなければならないのでしょうか?
そんな事は有りません。何故ならば、大抵の方が何かしらの体調不良を抱えているのが中高年の婚活だからです。
持病を理由に婚活に二の足を踏んでしまう方は、相手に迷惑をかけてしまうと思ったり、期待に添えないかも‥と思ったり、介護目当てだと思われてしまうのでは?と考えがちのようです。
しかし、考え込んでも解決にはなりません。
通常、結婚相談所では持病を理由に入会を断る事が禁止されています。(ただし、他の理由をつけたり、理由を公開せずに入会拒否する相談所は残念ながら存在します。)
お近くの結婚相談所に入会をお断りされてしまった場合は我々が運営する「門前払いしない結婚相談所」ブライダルサポーターにご相談ください!
持病があることよりも、誠実であることの方が大切です
これはシニアに限定する話しでは無いのですが、結婚相談所側からはあくまで任意でしか、会員様の健康状況をお尋ねする事ができません。
我々の相談所でも最近、エイズ検査をされた方は優遇させていただこうと考えていた時期もありましたが、先鋭的過ぎるという判断から保留にしています。
よって、持病や障害を隠して婚活をされている方は一定数いらっしゃると思われるのですが、実際に入籍後にようやく体調不良の告白をして、即離婚という話しも複数耳にした事が有ります。
結局、真剣に結婚を考えられるお相手が見つかったら、隠し事をせずに出来るだけ早期に持病についてお伝えする。これに尽きると私は思います。
中高年の婚活ではお互いに人生経験が豊富だからこそ、何時、自分もそうなるか?を想像する力が養われている筈です。
きっと、「話し辛い事を話してくれてありがとう」と優しい言葉をかけてくれるでしょう。
そういった告白が苦手な方は予め婚活プロフィールに持病について記載されてはいかがでしょうか?これは私が障害者の方にもお勧めしている方法です。
相手が持病を気にする方であれば、最初から声をかけてくることはありません。逆に言うと、それでも声をかけてくる人は、きっちりと人となりを見て相手を選んでいる方と言えるのです。誠実な対応が、誠実な相手を呼び寄せ、幸せへと近づかせてくれるのです。
持病を持っている方や、障害を持っている方の婚活もあります
ここ最近、婚活の世界でもバリアフリーが叫ばれ始めています。実際、以前は出会い系業者に食い物にされていた障害者の方向けの健全な婚活も徐々に出てきました。
とはいえ、実際に障害について勉強をしながら活動をしている私に言わせますと、この分野は大変敷居が高く、アルバイトやパートレベルにこなせるものでは有りません。利益や効率を追い求める業者は参入しようともしないでしょう。
「持病」や「障害」という単語を見ると「不安が先走る」という人がまだまだいるのは事実です。そう言う相手に変な不安を抱かせないためには、少し伝え方を工夫する必要があります。
完治が難しいものであれば、どうやって付き合っていくか?を説明できるようにしておくのです。
例えば「持病がある」と有耶無耶にするのでは無く、「腰痛持ちで年に1~2回動けなくなるが、それ以外は普通に生活している」とまで伝える事ができれば、お相手の不安も軽減されるのではないでしょうか?
誰しも分からない事に対しては不安を感じるものです。それは持病や障害に限らず、人と付き合うとこと自体にも言えるでしょう。
常に相手がどんな人なのかという不安と向き合いながら、少しずつ互いの距離を詰めていく。その為に必要なのは、互いを理解しあう時間とコミュニケーションではないでしょうか?
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