持病を抱えている方の婚活
結婚相談NPO、ブライダルサポーターの影山です。
先日、ブライダルサポーターのオフィシャルブログに各スタッフの主担当について書かせていただいたのですが、ブライダルサポーターでは現状、大きく3つにカテゴリを分けて皆様の婚活をサポートさせていただいております。
現役世代の方がご利用される「一般」カテゴリ、中高年世代がご利用される「シニア」カテゴリ、障がいをお抱えの方がご利用される「ハンディキャップ」カテゴリです。
当初は各スタッフにオールマイティな知識と経験を積んでもらおうと思っていたのですが、婚活は求められる知識の範囲が広く、オールマイティとプロフェッショナルの両立はほぼ不可能と考えを変えました。
私は理事長という立場上、全会員様をチェックさせていただいているのですが、主担当は再婚・シニア・ハンディキャップになります。
一般のカテゴリに加えて、相続や年金の知識が必要となる分野です。
マイベストプロのコラムでは当面の間、シニアの婚活について投稿させていただこうと思います。
「事実婚」というカタチを選ぶシニア層も
NHKのクローズアップ現代という番組内で、60~79歳の独身者を対象に調査が行われました。結果3人に1人が「現在、交際中である」と答えました。この「独身かつ交際中」の数字を意外に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
我々世代は勝手に“シニアの恋愛=結婚して互いの面倒を見合う”と思っている節があります。ところが籍を入れること無く、いわゆる「事実婚」というカタチを選んでいるシニアが一定数存在している事がこの数字から分かります。
では、何故シニアの間で事実婚が受け入れられているのでしょう?
相手に依存しない、大人の恋愛
妻や夫に先立たれた‥離婚をした‥ずっと独身を通してきた。シニア世代には重ねてきた年齢の分だけの背景が有ります。
そんな方々が残りの人生を考える中で、恋愛に時間を費やす選択をしています。
もちろん、生活に忙殺されている人であれば、恋愛に時間を使うのは難しいでしょう。心の豊かさを求めるだけの余裕を持つ男女が、恋愛をしていると言えるのではないでしょうか?
また、経済的に余裕が無くても、お互いの年金を足しあって、一人よりも経済的に安定したカタチで恋愛を楽しむといった方々もいます。
人生経験で得た経済観念と、お金の使い道に対する価値観。
現実をしっかり理解した上で、許される限りの心の豊かさを手に入れる。自立した大人ならでは愛のカタチです。
わずらわしい現実を逃れ、心落ち着く関係を優先する
現実を見据えて豊かさを手に入れる。それは籍を入れても実現できるのでは?とお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。
ただし、籍を入れる前提があると、わずらわしい事が増えるのも事実です。
シニア婚の成否に一番影響を与えるのはご家族の協力の有無です。
「今から新しい親戚付き合いをするのか?」、「どのお墓に入るのか?」、「子供にどう説明するのか?」、「遺産相続がややこしくならないか?」などの要素と向きあわなくてはなりません。
残りの人生をパートナーと幸せに暮らしたい。それだけをシンプルに考えた結果、事実婚を選ぶという人が多いようです。
ひとつ屋根の下で生活を共にし、心の中で夫婦としてつながる。形にこだわって可能性を遠ざけるよりも、充実した生活と安心感を手に入れる事が出来てこそ、現役世代の婚活とはまた異なる、二人で支え合う形でのパートナーシップを築きあげる事ができるのです。
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