[会計・ファイナンス・IRの英語] 英語の会議も根回しが大事
グローバル企業の業績発表やニュースを読む時、通常は大意をつかむことに集中するものです。
そのためには、知らない単語にぶつかっても、すべては調べないこと。
前後の文脈から、こういうことかな? と想像しながら読みすすめてみることが大事です。
一方、こういった記事を読むことから、自分が使える語彙力をつける(=オリジナル単語帳を作る)ことを目的とする場合は、記事への向き合い方がまったく違います。
オリジナル単語帳の活用法(その1)
オリジナル単語帳を作る最初の意義は、知らない単語を覚えるためです。
学生時代の勉強法と同じです。
知らなかった英単語を、何かの記事を読んだ機会に、例文とともに覚えるイメージです。
「あっ、こういう状況ではこう言う表現を使えばいいだ!」という時の活用です。
例えば、直近のAppleの四半期決算発表に以下の文章があります。
”The company posted a March quarter revenue record of $97.3 billion.”
「同社の3月期の売上高は過去最高の973億米ドルを記録しました。」
ここで使われている、"post" という動詞。
簡単なようで、こういった使いかを知らなければ、早々使いこなせる単語ではありません。
この機会に、例文とともに単語帳に加えて、覚える。
次に、同じような状況のメールを書く時がきたら、”post" を使えるようになることをイメージして、オリジナル単語帳に加えてください。
オリジナル単語帳の活用法(その2)
すぐに現場で使える表現を身につける秘訣が、知ってるけど使い方を知らなかった表現を、使えるようになることです。
グローバル企業のニュースなどを見て、「あっ、この単語や表現知ってたけど、こうやって使えるのは知らなかった!」 という発見です。
先のAppleの報道に、以下のような表現があります。
”We are delighted to see the strong customer response to our new products.”
「新製品に対するお客様の強い反響を喜んでいる。」
「新製品や新しいサービスが好調」という報告をしたいケース、頻繁にあると思います。 これを英語でどう言えるか、結構悩みます。
そんな時に使えるのが、” the strong customer response to ~"
どれも知っている単語ながら、実際に使えるかというとそうでもありません。
グローバル企業の記事を読む際に、「これは使える!」と思った表現を自分の単語帳に書き出すことで、使える語彙力アップにつながります。
急いでざっと大意を読む時とは、異なるアプローチでのぞまないと、単語帳は増えていきません。
この記事に「使える表現ないかな?」と、時にはじっくり読んでみてください。
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