来年こそは、ビジネスで使う英語コミュニケーションをアップグレードする!
ビジネスパーソンに英語を教えていて、これまで一番多かった質問は、実は英語についてではありません。
文化が違い、コミュニケーションも完璧にできない外国人と、どうやったら上手くやっていけるのかという、切実な質問が多いです。
私自身、新しい職場、新しい業界に転職する度に、様々なタイプの外国人に出会ってきました。
長年の経験からくるアドバイスを、ぜひ参考にしてください。
外国人との共通点を見出す
会計やファインンスの担当者は、(言語が違っても)問題意識が似ています。
その他の職種でも同じではないでしょうか。
言語や物ごとへのアプローチの仕方の違いに戸惑うのではなく、根本的に共感できるものを見つけるようにしてください。
相手に近づく努力を、自分から行うことが大事です。
共感できる価値感が見つかると、ぐっと親近感や信頼感がわいてきます。
簡単に傷つかない・ストレスに強くなる
外国人と働く上でのお悩みを聞いていて、いつも伝えるのが、いちいち悩んでいたら体がもたないですよ、ということ。
一生懸命書いたメールに反応がないとか、誤解されるというのは日常茶飯事です。
失敗することから、では次にどうすればいいのかを考える胆力が必要です。
また、英語圏の人は異なる意見を言うこと慣れているというか、それがまったく普通です。健全な議論が、より良い方向性を見出すと考えているので、平気でdisagreeとか言ってきます。
人の意見に真っ向から反対することをよしとしない、日本人とは異なります。
それが普通なので、何を言われても、動じないないことが大事です。傷つく必要はまったくありません。
もっともな意見であれば、一旦受け入れる。 「おいおい、それは違うぜ」と思うことは、一度深呼吸してから反論しましょう。
うまく反論できなくても、納得できないという意思表示は必要です。
外国人上司と上手くやっていくための取説を準備する
かなりくだけた話になりますが、外国人上司とうまくやっていくには、取説(取扱説明書)を持つのが有効です。
取説は、User's manualとも言われますが、イメージはHandling instructionsですね。
誰かが作った取説ではなくて、自分でプチ痛い目などにあいつつ、数々の失敗から学んで、思考錯誤で作成したものが効果的です。
取説は日本人同士でも必要なのかもしれませんが、異文化からくる上司はつっこみどころや、こだわる所が違うので、取説を作るのにはより苦労します。
それでも、相手をじっくり観察して、何をどう話していけばより効果的なのかのストラテジーを作れると、コミュニケーションは各段にやりやすくなります。
コミュニケーションの試練はいわゆる語学の問題だけじゃないんですね。
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