ペットロスへの癒しに「愛犬のぬいぐるみ」
グリーフケア専門カウンセラーの日高りえです。
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アイペット損害保険株式会社さんが行ったペットロスに関する調査結果をご紹介します。
■ペットを亡くした際に「ペットロス」になった方は62.3%
半分以上の方がペットロスになっています。
また、「ペットロス」の症状として、
・「突然悲しくなり涙がとまらなくなった」(56.6%)
・「疲労感や虚脱感、無気力、めまい」(31.8%)
・「眠れない」(15.1%)
・「食欲不振、過食」(13.2%)
■ペットロスの期間は
・1か月未満(23.9%)
・1か月~3か月未満(20.4%)
・3か月~6か月未満(10.1%)
・6か月~1年未満(9.0%)
・1年以上(7.4%)
・まだ続いている(7.1%)
■悲しみを癒すきっかけとなるのは
・「ペットを悼む気持ちを肯定する」(43.5%)
・「ペットの遺品を整理する」(14.9%)
・「墓参り/墓の手入れをする」(13.2%)
・「家族や友人など犬・猫とお別れした経験を持つ人と悲しみを共有する」(12.5%)
・「新しいペットを迎いいれた」(8.2%)
■ペットとの別れに後悔を感じている方は(57.9%)約6割
後悔したこと、後悔していることは、
・「もっと何かできたのではという漠然とした思い」(48.4%)
・「一緒の時間の過ごし方」(46.3%)
・「最期の時間の過ごし方」(40.4%)
・「健康管理」(33.3%)
・「愛情の示し方」(27.3%)
自由回答では、「家族との治療方針について」「安楽死の選択」「自分のミスで怪我をさせた事」といった記述がみられ、ペットが亡くなる原因となった病気やケガに関する後悔や、治療に関する後悔を抱えている方も。
■ペットと後悔なくお別れできた方は42.1%
その理由は、
・「十分に一緒の時間を過ごすことができた」)66.5%)
・「老衰で安らかに亡くなったため」(38.7%)
■ペットは「家族」と捉える方は77.5% 約8割
また、ペットと一緒に暮らすことで得られた経験や気づきは
・「命の尊さ」(52.8%)
・「楽しさや大きな喜び」(48.8%)
・「思い出の大切さ」(37.6%)
・「時間の大切さ」(30.8%)
・「ストレスの緩和」(30.8%)
・「家族との絆の深まり」(29.2%)
「機会があればペットと一緒に暮らしてみたいと思うか」との問いに対して、「はい」と答えた方が67.0%おられました。いいえは、33.0%ですので、ペットロスに陥ったとしても新しい子を迎えたいという思いは多いと言えます。
悲しみも大きいですが、得られるものも大きかったということですね。
あなたはいかがでしょうか?
【調査概要】
調査対象:犬・猫を亡くした経験をお持ちで、現在はペットと一緒に暮らしていない男女1,000名
調査期間:2023年9月5日~8日
調査方法:インターネットによるアンケートを実施
調査会社:アイペット損害保険株式会社