塾長が直接指導する少人数制で、暗記に頼らない英語の根本理解をめざす（2/3）

試験や受験に役立つ文法力と読解力を強化。英語を通じて揺るぎない自信を育む

　太田さんが力を入れているのは文法力と読解力の強化。現状の筆記をベースとした校内試験や受験問題には非常に相性が良いとされており、地に足をつけた根本理解で英語力を伸ばします。

　授業は1コマ90～180分の「本科」と、自習中に巡回して生徒から個別で質問を受ける「演習」の二段体制。インプットとアウトプットを重ねる学習スタイルに、フランクな太田さんの人柄も相まって教室は活気であふれています。

　「生徒が活発に発言できる雰囲気は少人数制の魅力ですね。講義一辺倒ではなく、欧米諸国との文化の違いに触れたり、やりがちな誤表現を面白おかしく紹介したり、メリハリを大切にしています。『生徒に時計を見られたら負け』を信条にしているので、私自身もアップデートの連続です」

　論理的な講義のベースにあるのは、アメリカで習得した「教えるための英語」です。新卒で就職した大手進学塾で帰国子女と出会い、その生徒のレベルの高さに衝撃を受けたことから、「英語が苦手な生徒だけでなく、ハイレベルな生徒に通用する指導力を身に付けたい」と一念発起。退職し、アリゾナ州立大大学院で英語教授法を学びます。

　「塾講師としてやっていくために留学した人はそう多くないと思いますが、私の覚悟でもありました。生徒が学校で分からない部分をカバーするのが塾の存在意義ですから、頼ってくれる以上は不安要素がない状態で送り出したい。英語を通して、自信という揺るぎない武器を持たせてあげたいですね」

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