浅海理惠プロのご紹介
相手への心配りなど心の表現を伴う日本の伝統文化「お箸と風呂敷」について伝えたい(1/3)
日本人が育んできた精神性をベースにお箸・風呂敷について学ぶ教室を開催
「お箸も風呂敷もとても奥が深く、面白く、まわりへの心配りに満ちたものだということを広く知ってもらいたいですね」と笑顔を見せるのは、東京都世田谷区でお箸・風呂敷教室を開く「Les Misera Culture School」の代表で、講師の浅海理惠さん。両者の共通点は、「日本の伝統文化の一つであり、心を表現する文化」だと語ります。
「やってはいけない箸使いとは、そっぽを向いて『ありがとう』と言うのと同じように、目の前にある命やご縁、人の尽力、汗や涙をぞんざいに扱うこと。所作を通して、感謝や敬意を表す方法を学ぶツールがお箸なんです。風呂敷についても、普段使いから慶び事、お悔やみまで、どんな素材や柄にして、どう包み、結ぶのかを通して自分の心を伝える。その表現がおのおのの個性になるわけです」
浅海さんの講座の特徴は、単にテーブルマナーの一環としてお箸の使い方を教えるのではなく、その根底にある日本人が古来より育んできた精神性を土台とする点。マナーはあくまで形(かた)であり、重要なのは、その形で何を表現しているかだと強調します。
「日本では、お箸をきちんと扱えないと『みっともない』と言われ、人となりを見られますよね。食事用の単なる道具と捉える外国には、こうした発想はありません。お箸や風呂敷を通して、ハレとケを表現して日々にめりはりを与えたり、大切なモノを大切に扱う所作を身に付けたりすることもできます。目に見えない人の気持ちや生き物の命、そして数多のご縁を想像して大切にすることは、日本人が本来持つ平和の心につながると思っています」
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