【泰成流 勉強法①】インプット・アウトプットを使い分ける
私たち、学習サポーターは、多くの子ども達が
「楽しく」勉強に取り組めるよう、日々指導にあたっていますが、
その指導にあたり、注意していることがあります。
それは、「楽しさ」の段階(ステージ)です。
まず、第一段階は「正解する楽しさ」です。
問題を解いて、マルをもらうことの達成感が重要になります。
この段階では、ほめ伸ばす事に加え、「バツ」をもらった時の
向き合い方を指導する必要があります。
第二段階は、より高い点、目標を目指して進む楽しさです。
この段階にある子は、「得点の仕方」がわかっているか、
早期にわかる準備ができている子とも言えます。
そして、第三段階は「考える楽しさ」です。
こうしたらどうだろう、ああしたらどうだろう、
と様々なアプローチから考える楽しさを指します。
第三段階の楽しさは、正解しようが不正解だろうが
関係はありません。結果はもちろん大切なのですが、
結果が出ることは経験的にわかっているので、
点数の結果というよりも、考えること、工夫すること、
つまり、途中の過程に「楽しさ」が芽生えています。
実は、応用力、問題に食らいつける実力を身に付けるには、
第三段階へどの程度入り込めるかがキーになります。
泰成ゼミナールにお問い合わせいただく方の中には、
正解する楽しさばかりにこだわりすぎていて、
考える楽しさがゴッソリと欠落しているお子様を結構見かけます。
正解することだけの楽しさでは、いずれ限界が来ますから
時期に応じて「楽しさ」の段階を更新していく必要があります。
本当にすば抜けて勉強ができる子たちの多くは、
正解することだけのために勉強しているわけではありません。
第三段階の「楽しさ」のとおり、純粋な知的好奇心を持っています。
語り出すと目を輝かせて楽しそうに話してくれる、
そのような気持ちを持ち合わせている段階だからこそ、
日々の勉強を自分から取り組むことができるのです。
勉強することが「楽しい」から、結果的に勉強時間が
他の子よりも長時間になります。
優秀な人たちと話をしていると、
親から「勉強しなさい」と言われたことがない、
という話が出るのは当然の流れなのです。
勉強に「楽しさ」の段階があること。
時期に合わせて適切な指導が必要なこと。
泰成ゼミナールはお子様の自立学習へ向け、適切に指導して参ります。