【日本理化学工業(株)大山社長】講演会
今回は、採用活動に適した時期として、
求職者数の多寡を視点に、1年のサイクルで考えてみたいと思います。
■年明け(1~2月頃)
新年度に向けて情報収集は始めたり、
徐々に求職者が動き出す時期です。
年末年始で帰省したり、家族と話す機会も増え、
Uターン転職の動きも出やすいタイミングです。
■年度替わり(3~4月頃)
4月の人事異動の発表や、有期契約の3月末の
契約の節目など、人が動く要因も多く、
具体的な求職者の動きが1年で最も活発になる
時期といえます。
■5~6月頃
5月病という言葉もありますが、
4月に新しい環境についた人のミスマッチが
顕在化し、離職したり転職を考えだす人が
出てくる時期です。
また夏のボーナスをもらって辞めようとする
ケースも見られます。
■夏場(7~8月頃)
暑い時期で夏休み(お盆休み)などもあり、
求職者の動きは鈍い時期といえます。
小さいお子さんを抱える離職中の親御さんなど、
子供の夏休みが終わるまではと考えたり、
特に徳島では、阿波踊りが終わってから
仕事を探そうという人も多いように思います。
■9~10月頃
夏休みも終わって、年度替わりに次ぐ
上期・下期の変わり目に向けて、
求職者も動き出す時期です。
■年末(11~12月頃)
何かと慌ただしい時期ではありますが、
新年からの新しい仕事を決めて、気持ちよく
年を越したいとか、冬のボーナスをもらって、
という考えの人も多いようで、
比較的求職者は増えますが、クリスマスを
過ぎると急に静かになります。
概ね以上のような傾向で、
求職者数の多さという点では、
3~4月頃の年度替わりの時期が、最適に
なるかと思います。
ライバルとなる求人も増える時期ですが、
やはり母数が多い方が最善の人材に
めぐり合う可能性も高いので。
以上、参考にして頂ければと思います。