人材開発支援助成金の活用

福山研一

福山研一

人手不足、採用難と言われるようになって
久しいですが、

考え方を切り替えて、
採用が難しければ、採用しなくてもいいように、

・離職者を出さないようにする(定着促進)
・今いる社員のパフォーマンス向上を図る

といった観点で対策を講じる企業も増えつつあります。


その具体策のひとつとして、
社員の方に定期的なキャリアコンサルティングを
実施するセルフ・キャリアドック制度の導入が
注目されています。

働き方改革も叫ばれていますが、
厚生労働省もこの制度の普及・推進を図るべく、
導入・実施にあたり、助成金制度も用意されています。


人材開発支援助成金


セルフ・キャリアドック制度の導入および実施で、
助成額:47.5万円。
 (生産性要件を満たす場合:60万円)

<導入>キャリアコンサルティングの実施計画作成、
    就業規則への規定等(労働局の認定要)

<実施>キャリアコンサルティングを全従業員に対し、
    定期的に実施
(受給申請は、最低適用人数1~5人の実施で可)


※詳細は厚生労働省HPも参照ください。

※平成28年度は、キャリア形成促進助成金、
  平成27年度は、企業内人材育成推進助成金
  にて同様の助成。


セルフ・キャリアドック制度にかかる経費


・キャリアコンサルティング費用
 外部のキャリアコンサルタントが実施する場合、
 1人あたり費用(*)×実施人数分
 
 (*)地域やコンサルタントにより、
   5,000円~20,000円程度。
 
・助成金申請代行費用
 社会保険労務士に代行依頼する場合に発生
 (助成額の〇%等)


受給できる助成金額と、必要経費を考えると、

特に経費余力も少ない10人前後から20人くらいの
少人数の会社など、全従業員に数年間実施しても、
十分に助成金の範囲内にキャリアコンサルティング
費用がおさまるので、

リスクなく試して頂ける制度ではないかと思います。

社員の定着促進・意欲向上に助成金活用も有効です。


本題のセルフ・キャリアドック制度に基づく
キャリアコンサルティングの詳細については、
また別の機会にご紹介したいと思いますが、

ぜひお気軽にお問い合わせください!
 

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

福山研一
専門家

福山研一(キャリアコンサルタント)

株式会社アステート

多様化する「企業の人的ニーズ」に応えるため、セミナーや遠隔教育、個別相談などを実施。仕事をする人、探している人の両面からアプローチを図ることで、それぞれの企業にとって最適なキャリア支援を行います。

福山研一プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

キャリア支援のプロ

福山研一プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼