デメリットから検証する。暮らすなら購入と賃貸、どっちがお得?
こんにちは。増子です。
お彼岸も過ぎ、だいぶ秋らしい気候になってきました。
弊社のクールビズも明日で終わりです。
夏場に少し太ってしまったため、洋服のサイズが心配なのですが、気合いで乗り切りたいと思っています。
さて、今回は近年棟数を増やし続けている、「建売住宅」について触れたいと思います。
「建売住宅」とは土地と建物をセットで販売されるものと定義されます。
また、建築中もしくは完成後に販売されるものを指します。
そして建売住宅の中でも、分譲宅地にいくつも同じように建てられるのが「分譲住宅」と呼ばれます。
宇都宮市でも多くの新築一戸建ての建売住宅が販売されています。
それでは、建売住宅の特徴を「メリットとデメリット」をあげる形で説明していきます。
建売住宅のメリット。
・注文住宅に比べて価格が安い
・立地の良いところにある物件が多い
・気に入れば即購入できる
・住宅ローンの手続きが簡単
・境界トラブルが生じにくい
以上のことが考えられます。
ひとつずつ説明していきます。
・注文住宅に比べて価格が安い
建売住宅は注文住宅に比べ、かなり安く買えることが多いです。
建売住宅に決めた方のほとんどは、「注文住宅より安かったから」という理由で購入を決めているので、建売住宅最大のメリットと言えるでしょう。
なぜ、建売住宅を安く販売できるのでしょうか。
まず、規格化された住宅であることがあげられます。
すでにできあがった建てやすいプランをそのまま使用する「規格住宅」ですので、建築確認の申請の手間や、間取り等の計画の手間が省け、その分安い価格設定になります。
つぎに、使用している材料や設備が最初から決まっているため、複数個まとめて大量に注文できます。
これが価格設定に影響してきます。
特に建築の材料は一般の商品よりもまとめて購入できるスケールメリットは大きくなります。
・立地の良いところにある物件が多い
住宅会社は売れない土地は買いません。
建てて売るということは経営上、大きなリスクが伴います。
先に投資をして建てるのですから。
ましてや銀行から融資を受けて事業を行うのであれば、返済期限までに売れなければ、赤字で処分しなければならないからです。
故に、必ず売れる・家を建てられる土地を購入するのです。
また、条件の良い土地は情報が出回る前に、業者によって買われていくのがほとんどです。
住宅会社が売れると判断する土地なので、立地が良いケースが多く、学校や買い物施設などのアクセスも良好なことが多いです。
・気に入れば即購入できる
建売住宅は、完成した状態で売られている物件が多いので、気に入ってしまえば即日契約することもできます。
引渡しまでは、住宅ローンを利用する場合は最短でも約2週間を要しますが、手間としては賃貸物件に引っ越す感覚と大きく変わらないかもしれません。
注文住宅の場合は契約から引渡しまで約3~4ヶ月ほどかかるため、入居を急ぐ方は建売住宅の方が良いでしょう。
・住宅ローンの手続きが簡単
物件の価格が決定した状態で契約する建売住宅は、ローンの手続きが煩わしくなく、注文住宅に比べてローンの手続きが簡単です。
また、建売住宅は注文住宅に比べて物件の担保としての価値を評価しやすいため、審査も早く通りやすいです。
・境界トラブルが生じにくい
建売住宅は宅建業者しか販売できないため、トラブルを避けるためにも、ほとんどの分譲地では境界を確定させてから販売しています。
境界の確定には隣地の所有者や、市町村(道路の所有者)との立ち会いと協定書の押印が必要になります。
特に2棟以上の複数現場では、分筆登記(法務局申請)をおこなうために、必ず境界を確定させる必要があります。
故に、建売住宅を購入する時には、境界が確定していることがほとんどのため、トラブルは生じにくいです。
以上が、私が考える建売住宅のメリットになります。
まとめ。
いかがでしたでしょうか。
私は以前、宇都宮市で新築一戸建ての建売住宅の企画と販売を行っていたため、その経験を下に、メリットを上げてみました。
宇都宮市のように人口が多い中核都市では、土地を所有していない方が多いため、建売住宅の需要は高くなりやすい傾向にあります。
今日はここまでとさせていただき、続きは次回以降に書かせていただきます。