風邪を引かない7つの知恵
落ち葉の舞落ちる秋は、空気が乾燥し、人間の体も皮膚がかさついたり、空咳が出やすくなったり、便秘がちになったりと「乾燥」が招くトラブルを起こしやすい季節です。
また、中医学では、私たちの体の皮膚や粘膜は、衛気(えき)と呼ばれる目に見えない気で守られていると考えられています。
この気には、体の外からウイルスなどの異物が入ってこようとするのを防ぐ機能があり、乾燥が進むと弱りがちになります。
これから流行するインフルエンザ予防の意味からも、秋は体の中からの乾燥対策もお忘れなく!体を潤し、気(生命力)を高めてくれる旬の食材を上手に毎日の食事に取り入れることで、これからくる冬に備えて、しっかりと体にエネルギーを蓄え、風邪やインフルエンザに負けない体をつくりましょう。
そんな気を補う食べ物としては、「さつまいも」、「里芋」、「きのこ」、「栗」、「米」、「鯖」、「サンマ」などがあります。秋のおすすめ食材です。
そんな優れた食材を使ったものの代表に「芋煮汁」があります。秋の味覚の郷土料理としても有名で、薬膳的にも優秀なお料理です。
疲れた胃腸を癒し、痰を排除してくれる里芋、のどの不調によいゴボウ、コラーゲン・ビタミン豊富な豚肉などを入れれば、風邪に負けない元気の素がたっぷり。
柚子など香りを少し添えることで、リラックス効果も期待できますので、作ってみてはいかがでしょうか?