風邪を引かない7つの知恵
日本人の5人に1人が悩まされている便秘。
時々なるだけで牛乳をたくさん飲めば治る、市販の下剤を使うけれど、週に1~2回という人も少なくないでしょう。
一方、市販の下剤を飲んでもなかなか便が出ない、腹痛や腹部膨満感(お腹の張り)が起きてつらいと訴えて医療機関にかかる方もいます。
そのような医師の治療が必要な便秘は「難治性便秘」と言います。
原因として約10年以上にわたって市販の刺激性下剤を頻繁に使ってきた影響が考えられます。
刺激性下剤とは、直接的に大腸の壁を刺激して腸のぜん動運動を起こし、排便を促す薬。
市販の下剤に多く、耐性ができやすいので同じ量では効かなくなるものがあり、無意識のうちに飲む量・回数が増え、やがていくら飲んでも排便できず、腹痛が起こるだけというケースがみられ
るようです。
便秘の原因にはポリープやがんなどが疑われるケースもありますので甘く見ないこと。
医療機関での治療法としては、浣腸や医療用の刺激性下剤(のみ薬)が処方されるのが一般的です。
もし量を多くしても効かない方や、排便できても痛みや膨満感を伴う方には機械性下剤(腸内の水分を増加させ、かたまって動かない便を柔らかくして排出されやすくする薬)を。
これなら耐性はほとんどなく、痛みを引き起こすこともまずないと言われています。
さらに、機械性下剤では少しずつ何回にもわたって排便することになりやすく、毎日仕事をしている方にとっては苦痛かもしれません。
そういった方には漢方薬での治療法もあります。あなたの便秘にあう治療を受けましょう。