マンション売却前のリフォームは必要？

マンションを売却を検討している人の中には、売る前にリフォームをするべきかどうか迷っている方も多いでしょう。 実際には、売る前にリフォームをする必要はありません。中古のマンションが選ばれる理由の1つは価格が手頃なことですが、もう1つの理由は購入者が自分の好みに合わせて改装したいと考えているからです。

リフォームが不要な理由は？
売却前のリフォームが不要な理由は、主に2つあります。
リフォームをして売り出し価格を上げると、競合物件よりも売り出す価格が高くなってしまい、マンションを検討する購入者にとって魅力が減少する可能性があります。
購入者が気になるのは通常「価格の手頃さ」なので、高価になりすぎると売れるリスクがあるのです。

また、売主が行ったリフォームが、購入者の希望と合わないこともあります。買い手の中には、自分の好みに合わせてリノベーションしたいと考える人も多いため、すでにリフォームがされている物件よりも、リフォーム費用を差し引いた価格が魅力的に見えることもあるのです。

リフォームが効果的な場合もある
売却前のリフォームがメリットとなる場合もあります。
物件の第一印象は、マンションを探している人にとって非常に重要で、購入の決断がこの段階で決まる場合があります。
また、キッチンやバスルームなど、最低限のリフォームを実施してから売り出すことで、購入者に「このマンションは丁寧に管理されていたんだな」という印象も与えられるかもしれませんし、即座に生活を始められる設備を整えることで、好意的な印象を持ってもらえることもあります。

リフォームをせずにマンションを高く売るコツ
売却前にリフォームすると、何百万円もの費用がかかります。
まず、掃除や整理など、自分で出来る範囲で物件内の見た目を整えて、内見時の第一印象を良いものにできるよう心がけましょう。また、信頼できる不動産会社に査定を依頼し、アドバイスを受けるのは有益です。