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最近よく聞く「春バテ」と寒暖差疲労

最近、テレビやネットで「春バテ」という言葉を目にすることが増えました。
春なのに、なんとなくだるい。
眠ってもすっきりしない。
気持ちまで落ち着かない。
そんな不調は、もしかすると“春のせい”なのかもしれません。
この春よく言われているのが、寒暖差疲労です。
春は朝晩が冷える一方で、日中は汗ばむほど暖かい日もあります。
こうした気温差に体が対応しようとすると、
自律神経が何度も働き、その負担が疲労感やだるさとしてあらわれやすくなります。
さらに、新しい環境や人間関係の変化も重なり、
春は心も体も思っている以上に疲れやすい季節です。
春の不調は、体からのサインかもしれません
けれど私は、この春の不調を、
ただ「早くなくしたいもの」として捉えなくてもいいのではないかと思っています。
なぜなら春のゆらぎは、体が季節の変化をちゃんと受け取っているからこそ起きるものでもあるからです。
二十四節気で見ると、春は「整う前に、いったん揺れる季節」
『あした元気になれる二十四節気の薬膳カレンダー』
の中でも大切にしているのは、季節をただの背景ではなく、
心や体に静かに影響を与える流れとして見ることです。
春分を過ぎ、清明、穀雨へと向かう頃、自然界は一気に動き出します。
光が増え、風が変わり、草木が芽吹いていく。
春は穏やかに見えて、実はとても動きの大きい季節です。
だから人もまた、そわそわしたり、眠りが浅くなったり、
なんとなく疲れやすくなったりしやすいのです。
春は、最初からすっきり整う季節ではありません。
整う前に、いったん揺れる。
それが春という季節の自然な流れなのだと思います。
春なのに元気が出ない。
春なのに前向きになれない。
そんな日があっても、決しておかしなことではありません。
むしろ、季節の変化にちゃんと反応しているのかもしれません。
春に必要なのは、「効くもの」より「負担を増やさないこと」
春バテという言葉が広がると、
つい「何を食べたらいいのか」「何が効くのか」
と考えたくなります。
もちろんそんな時に助けてくれるのが自然界の食べ物です。
けれど、二十四節気の薬膳の視点で春を見ると、
もっと大切なのは、何か特別なものを足すことより、
春の自分に負担をかけすぎないことです。
忙しい日ほど冷たいもので済ませてしまう。
甘いものや刺激の強いものに偏る。
食事の時間が乱れて、心までせわしなくなる。
こうしたことは、ただでさえ揺らぎやすい春の心と体を、
さらに落ち着きにくくしてしまいます。
だからこの時期の食卓は、頑張るための食事というより、
落ち着くための食事であっていい。
温かい汁ものをひとつ添える。
みずみずしい旬の野菜を取り入れる。
香りのよいものや、春らしい明るい色の食材を選んでみる。
そんな小さなことでも、食卓は少しずつ春の体にやさしいものになっていきます。
「元気にならなきゃ」より、「今日は整えるだけでいい」
春の不調がつらいとき、私たちはつい、
「ちゃんとしなきゃ」「早く元気にならなきゃ」と思ってしまいます。
けれど春は、無理に立て直そうとするほど、
かえってしんどくなることもある季節です。
そんなときは、
今日は早く寝よう。
今日は温かいものを食べよう。
今日は少しゆっくり噛んで食べよう。
そのくらいで十分です。
春は、頑張って乗り切る季節ではなく、やさしく整えながら過ごす季節。
不調を責めないこと。
ゆらぎを否定しないこと。
それだけでも、春の心と体は少し楽になります。
二十四節気を知ると、不調は「季節からのサイン」に変わります
二十四節気を知っていると、不調がただの原因不明のつらさではなくなってきます。
「ああ、今は自然も大きく動くころだから、私も少し揺れやすいのかもしれない」
そう思えるだけで、自分を責める気持ちはやわらぎます。
春は、整えるだけでいい。
元気に見えない日があっても、前向きになれない日があっても大丈夫です。
春のゆらぎは、季節についていこうとする体からの小さなサイン。
そう思えると、食べ方も、暮らし方も、少しやさしく選べるようになります。
そんなふうに、季節に合わせて心と体を見つめ直すヒントをまとめたのが、
書籍『あした元気になれる二十四節気の薬膳カレンダー』です。
特別な食材や難しい知識がなくても、
季節に寄り添って食べること、暮らすことはできます。
最近「春バテ」や「寒暖差疲労」という言葉が気になる今だからこそ、
二十四節気という昔からの知恵が、毎日の食卓や心の持ち方に、そっと役立ってくれるのではないかと思います。
次回は、そんな今の時期におすすめの食べ物をご紹介しますね。
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