中小企業の再建 ~社長と社員の意識改革~
前回、金融機関からの 「事業性評価」 って何?ということを書き込みました。
今回は、その事業性評価とやらを受けるには(←受けるという表現が適切かわかりませんが・・・)どんなことをすればいいのか、ということについて私なりの考えを書いていきます。
あくまでも私見です!
この事業性評価というのは、事業の将来性や社長の考え等が反映してくると書きましたが、
「うちの会社はこんなこと考えてるんだ!」 とか 「オレ、今は経営が厳しいけど、将来はデッカイことやるから見ててくれ!」
といった、精神論と言いますか、口だけ番長みたいなことを言っても評価されません。
ここはやはり金融機関とのお付き合いですから、ちゃんとした資料として出すべきだと考えます。
では、どんな資料を出したらいいのかというと、
まず、一番最初に考えるべきは、理念!
だと思います。経営者が何を考えているのか。独りよがりではなく、社員はその理念についてくるのか。取引先に対してもしっかりと責任を持つことができるのか、そして自分の会社は地域社会にとってどのような存在になりたいのか、といったことをズバリ一文で表せたら素晴らしいですね。
その理念を基に、しっかりと事業内容を見つめなおし、自分の会社の良いとこ(強み)悪いとこ(弱み)を把握し、強いとこで勝負するのか、悪いとこ直すのか、両方同時に行うのかなどといったことを書いていく必要があります。それが
方針(戦略)になります。
そしてその後に、その方針に沿って経営していったらどのような結果になるのか、といった計画を立てていきます。
数字に表さないと姿が見えませんので、事業性評価といってもある程度の数字はやはり必要なのかと。
まとめると、
理念 → 方針 → 計画
この流れになっていくのが良いのかなと思います。
以上、皆様のご参考になればうれしいです。
あくまでも私見ですけどね。