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再生の現場にてまず考えなければならないことの一つに、「なぜ、経営の状態がこうなったのか」 ということですが、社長や幹部社員の方たちに聞くと
「大口の売上先からの受注が減ったから」 とか 「今は営業をしてもあまり効果が無い・・・」 とか 「公共事業がこれだけ減ってしまってはね・・・」
といったようなことが多く聞かれます。
これ全て他責だよね・・・。
私もそこで議論しても何もなら無いので、 「なるほどね・・・」 と言ったことしか返答しませんが、それを言われたところで
「だから何?」
ってこと。そういうことではなくてさ、もっと自分の今までやってきたことで改善しなければならないことって多くあるわけじゃん。そこをまず認めた上で、どうしたら再生することができるのかを考えなければなりません。
今までそんな自責の議論になった社長には逢ったことがありませんが・・・。
事業再生には確かにいろいろなテクニックが必要です。しかしそんなことはほんの一部であり、再生現場で本当に必要なことはどちらかというと感情的なことが多くあります。
社長の意識が変われば会社が変わる・・・。
まずはそこから始めないとなりません。
自社の再生を覚悟したら、まず心がけなければならないのが、
「やれる、やれない」 じゃなくて 「やる、やらない」
そう考え方を変えていくことから全てが始まりますよ。