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セブンイレブンのエリア戦略

赤塚直記

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テーマ:マーケティング

さて、前回の続きで、
コンビニの話です。

今日はセブンイレブンのエリア戦略に
ついてです。


・・・ここで唐突ですが問題です。
コンビニ業界で、初めて全国制覇したのは
どちらでしょうか?

①セブンイレブン
②ローソン

答えは・・・
コンビニ業界で初めて全国制覇をしたのは
『ローソン』です。ご存知でした?

ローソンは1997年に既に全国制覇を達成しています。

しかし、その当時も今も、
ローソンに比べて、セブンイレブンは
1.5倍の店舗数があります。
なぜでしょう?

そのカギとなっているのが、
セブンイレブンの『エリア戦略』です。


・・・数年前までずっと私の家の近くには
『サンクス』がありました。

そしてそのサンクスと
道を挟んで反対側にあるとき
セブンイレブンが進出してきました。


・・・そこから、一年もしないうちに、
サンクスは撤退。

セブンイレブンが私の地域を独占しています。


◆セブンイレブンの戦略◆

セブンイレブンは徹底的にエリア戦略です。
絞ったエリアで一番のシェアを獲得してから
次のエリアに進出していきます。

セブンイレブンがシェアを取ったエリアは
他のコンビニが入り込む余地がありません。

先週のメルマガで書いた、
陶山訥庵(すやまとつあん)が対馬で
イノシシ退治に使った戦略と同じです。

エリアを小さく区切り、敵を全滅させてから次に移る。
こうしてセブンイレブンは全国で一番を維持しています。



◆少し進むとまたセブン!?
さらに、こんな経験ありませんか?

車で走っていると、
さっきセブンイレブンがあったのに
えっ?またすぐにセブンイレブンがある・・・。

これにも実はエリア戦略が大きく関わっています。

というのも、ライバル店舗に対しても
もちろん効果はありますが、
実はセブンイレブンにとってメリットが大きいんです。

・・・この話はまた次回。


先週からのこの話は、
『ランチェスター戦略』
から来ています。

もう使い古されたような戦略にみえますが、
私にとって宝箱です!

気になった方はいつでも
質問してくださいね!

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