大学資金の貯め方と奨学金の活用方法
今回は、日本学生支援機構の奨学金の秋採用の話を少しします。
私自身も大学生の子供がおり、奨学金の話をしたことを懐かしく思いますが、
お金によって進学できるかできないかが決まってはいけないと考えていますが、
残念ながら現在の日本はその傾向が強く残っています。
とはいえ、以前よりも奨学金の使い勝手は格段に良くなっています。
この秋採用は来年、大学などに進学する時のために今から奨学生になる予約をしておこう。
というもので、来年進学したあとに奨学金が振り込まれて、その後の生活費や後期の学費に
充てることができます。
この秋採用は第二種と言って、利息の負担があります。(一種は金利負担なし)
冒頭、使い勝手の話をしましたが、返還の必要のない給付型奨学金も登場しており、
高校3年生の春に予約の申し込みができます。
まだ、基準である家計と学力の要件があるので、一部の人たちへの給付ですが、
それでも家計の事情で進学を諦める人が少しでも減るはずです。
このあたりを考えるなら、早めのライフプランを立てておかないと全額借りないといけなくなります。
お子様の人数、進学先は私立か公立か、文系か理系か医系か、家から通えるか、それともアパートや寮生活をするか。どの道を選択するかによって全く準備するお金が違ってきます。
奨学金とはそれらのプランを決めたあとに、貯蓄を実施してそれでも幾ら程度足りないからという順番で考えないと
社会人1年目の秋から、こんなはずではなかったという返済に苛まれることになります。
もちろん、家庭によって奨学金は借りさせないという方も多くいます。足りなければ教育ローン、大学独自の奨学金や自治体や社会福祉協議会などもセーフティネットを用意してあります。
何よりも大切なのは、進学する子供がどう思っているか。です。
奨学金は契約者が子供自身です。返還も子供がすることになります。
お盆のこの時期、進学のお金のことを子供と膝を突き合わせて本音で話して見られてはいかがでしょうか?
そうすれば、大学や専門学校に行っても自分への先行投資だと本気で勉強するはずです。