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相続不動産の売却・活用や空き家管理を通じて悩みを解決へ導く

相続不動産の「どうしよう」を解決へ導く不動産売却のプロ

松吉俊明

松吉俊明 まつよしとしあき

#chapter1

売却価格を3つの視点で提示し、納得できる判断をサポート

 「売却が終わって、『スッキリした、ありがとう』と言ってもらえると、この仕事をやっていてよかったと思います」

 そう話すのは、滋賀県大津市を拠点に不動産売却仲介を手掛ける「sunny place」代表の松吉俊明さん。特に注力しているのが、相続不動産の売却です。不動産は遺産の中でも大きな割合を占める一方で、現金のように簡単に分割できないという難しさがあります。そのため松吉さんのもとには、相続した実家や土地をどうすべきか悩む人から多くの相談が寄せられています。

 「『いくらくらいで売れるのか』という問い合わせが入り口として一番多いですね。そこでまずは売却額を3パターン提示しています」

 3つの価格とは、相場をもとにした仲介価格、松吉さんの会社が直接買い取る買取価格、そして高値での売却を目指すチャレンジ価格です。買取は早期に現金化できる一方で、仲介より価格が低くなる傾向があります。一方のチャレンジ価格は、時間をかけてでも高く売りたい人向けの設定です。どの選択肢が適しているかは、「いつまでに現金化したいか」という優先順位によって変わります。

 今は査定サイトに入力すれば査定価格を確認できます。しかし松吉さんは、買う側の視点に立ち、その金額がそのまま売れる価格ではないことを丁寧に説明します。たとえば高台の物件では、建て替えの際に土台補強が必要になることがあり、買い手がその費用分の値引きを求める可能性があります。不動産以外の資産整理や税務・法律面が絡む場合は、税理士や司法書士といった士業の専門家を紹介することも可能です。

#chapter2

相続前の相談から空き家管理・売却まで一括して対応

 相続をめぐる不動産の問題は、売却だけにとどまりません。松吉さんが実際に経験した事例がその複雑さを物語っています。

 「お父さまが亡くなって息子さんが不動産を相続しようとしたところ、調べてみると名義がすでに他界した祖父のままでした。さらに司法書士さんに依頼すると、幼い頃に他家へ養子に行ったきょうだいがいることも判明して、想定以上に相続人が増えてしまったんです」

 2024年に相続登記が義務化され、こうした複雑なケースは今後さらに増えると松吉さんは見ています。バブル時代に購入された地縁のない土地がそのまま子ども世代に引き継がれ、「見たこともない土地だから処分してほしい」という相談も少なくありません。

 相談のタイミングは、相続後とは限りません。生前贈与や親族間売買といった相続前の選択肢についても対応しています。空き家になった実家については、売却だけでなく賃貸などの活用も含めて相談に応じています。また、売却か活用かを考える時間を確保しながら利用できる管理サービスも提供。定期的に巡回し、写真を毎月送るため遠方の方でも状況が把握できます。

 売却にあたっては、買い手の視点を大切にしながら、前の所有者のこだわりや思い出も可能な限りヒアリングし、物件の紹介に反映。同社自らが売却活動に取り組むだけでなく、買い手探しに強い協力会社とも連携しながら幅広く売り先を探します。ひとつの窓口で相談から管理・売却まで完結できる体制が、松吉さんの大きな強みです。

#chapter3

家族の相続を経験し、依頼者の不安に寄り添う不動産のプロへ

 松吉さんはもともとアパレル会社に10年間勤務し、百貨店の紳士服売り場で接客を担当していました。言葉遣いや立ち居振る舞いはその時代に身につけたもので、「百貨店にいたんです」と話すと「なるほど」と言ってもらえることが多いといいます。

 その後、別の業界へのチャレンジを考えていた時期に知人から不動産営業を紹介され、転職。不動産という仕事の魅力にすぐに引き込まれました。

 「家は一生に一度の買い物とも言われますよね。私からその一生に一度の買い物をしてもらえる、それは本当に誇りに思えることでした。購入後も『転勤するので家を売却したい』『リフォームしたい』といった連絡をもらうことがあり、長いお付き合いができるのもやりがいを感じます」

 2社で8年間の経験を積み、2019年に独立。相続に力を入れるようになったきっかけは、妻の実家の相続問題でした。

 「専門家を入れずに相続人だけで協議したのですが、決着までとても時間がかかりました。妻の精神的な負担も大きかったんです。任せるべきところは専門家に任せたほうが、気持ちよく前へ進めるのではと思いました」

 その経験が仕事への向き合い方の土台になっており、任せて安心と思ってもらえる存在でありたいと話します。今後は高齢の単身者が亡くなった後に引き継ぎ手がいないケースへの対応や、全国のNPO法人と連携した空き家問題への取り組みも広げていきたいと松吉さん。地域の住環境を守る不動産のプロとしての活動も広がりを見せています。

(取材年月:2026年6月)

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相続不動産の「どうしよう」を解決へ導く不動産売却のプロ

松吉俊明プロ

不動産売買仲介

株式会社sunny place

相続した不動産の売却仲介を得意とし、生前相談から空き家管理、士業紹介まで幅広く対応。買取・仲介・チャレンジ価格の3つの選択肢を提示し、依頼者の希望や状況に応じた売却プランを提案します。

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