熱々のお粥はカロリーが低いのに、なぜ元気になる?
新年あけましておめでとうございます。
おせち料理は召し上がりましたか?
おせち料理は一つ一つに薬膳的な意味があり、総合的にアンチエイジング、
免疫を高める、素晴らしい料理になっています。
食べ物には温める性質、冷やす性質などがあり、その中で強い、弱いがあります。
キムチに代表される唐辛子やニンニクは熱性です。中間は平性と言います。
穀類では餅米は温性・うるち米は平性・精白した小麦粉は温性・
皮付きの全粒粉の小麦は涼性・ハトムギは涼性・そばは寒性です。
それぞれの性質を考えて、季節やご自分の体質、体調に合わせて
召し上がるといつもきれいな肌でいられます。
少しの量では変化は出ませんが、長く毎日食べ続けたり、
一度にたくさん食べるとてきめんです。
特にお正月にお餅をたくさん食べたときに感じる方は多いようです。
お餅はもち米ですから温めます。たくさん食べると吹き出物ができたり、
アトピーが悪化する方がいます。冷え性の人には良いでしょう。でも冷え性のかたでも生理前で吹き出物が出ていたりする時は食べ過ぎないように。
大根餅は温めすぎずいいと思います。生の大根は涼性で熱を冷ましてくれますので。
逆にそばは冷やすので、冬のざるそばは下痢をしやすい方などは避けたいものです。
冬には盛りそばにして、温かい汁、温性のネギをたっぷり入れると
体を温め内臓を元気にしますよ。
「皮膚は内臓の鏡」といって、きれいな肌でいることは
内臓もきれいで元気だということです。
みなさま、今年は中医学と薬膳の知恵できれいに健康に過ごしましょう。
よろしくお付き合いをお願いいたします。