胃のもたれに大根はいかが？

2022年1月4日

コラムカテゴリ：医療・病院

コラムキーワード：薬膳　料理

おせち料理はたくさん召し上がりましたか？
おなか一杯頂くと、幸せな気分になりますね。
でもその後に来るのは胃のもたれ。

消化しきれないものはコレステロールや脂肪となってたまります。
あるいは皮膚に出てきてニキビやアトピーの赤み、ジクジクが増えます。

中医学では「あなたの食べたものが皮膚の下に溜まります」と言います。
ごちそうをおいしく食べた後にすっきりさわやかにする優れものが「大根」です。

大根の性質は「涼」味は「甘くて辛い」
ごちそうは胃や体に熱をこもらせるので「涼性」の食べ物はおいしく感じるのです。
ついでに言えば緑茶も涼性なので「温性」のコーヒーや紅茶よりもこんな時はあっています。
大根は消化促進、胃もたれに効くジアスターゼや解毒機能強化や整腸作用、さらに抗血栓の働きを持っている優れものです。
大根の種が中医学では用いられ、おなかが張って苦しいとき、大根の種にお湯をかけて飲むとおなかがすっきりします。
我が家では昨日から急に大根が食べたくなり、風呂吹き大根と大根のサラダをたっぷり作りました。ごちそうの後なので新鮮な感じで喜ばれました。

大根のサラダはたっぷりの千切り大根にたっぷりのシソの葉の千切りを加えるのがポイントです。
だし醤油をかけて食べましたが、お好みで鰹節とポン酢をかけてもさっぱりしておいしいです。