塗装業者ホームページとチラシのカラクリ
「今月中に契約してもらえれば足場代20万円分はサービスします!」とすすめられ感じの良い熱心な営業マンだったことから、150万円の工事代金で契約したAさん。
一方、数社の業者から見積もりを取り一番安い見積もりを出した会社と100万円で契約したBさん。
Aさん、Bさん共に10年前、同じハウスメーカーで分譲されたほぼ同等の家を購入して同時期に外壁の塗り替えをした二人。
3年後・・・
Aさん「高い割には仕事が粗く、1年もしないうちに外壁の塗膜が剥がれクレーム電話するも保証対象外ですからと一点張り。納得できるはずもなくその後再度電話するも電話は使われていない状態。」不満だらけの塗装工事。
Bさん「リーズナブルだったので少し不安はあったが、とても丁寧によくやってくれたので3年たった今でも最近塗り替えしたような綺麗なまま。」大満足の塗装工事。
こんな話を私はよく耳にします。
いったいどうしてこんなことが・・・
工事価格のカラクリ
簡単に言ってしまえば(会社形態の違い)が原因で工事価格が変わります。
それでは塗装会社にはどんな形態があるかというと
・テレビCMもしており有名なハウスメーカーやリフォーム会社
・飛び込み営業専門の大手リフォーム会社
・ホームセンターでのリフォーム部門
・ゼネコンを手がける地域の建築会社
・直接手掛ける地域密着の塗装店
どれもこれも塗装工事を受注する塗装業者になるわけですが、それぞれ会社形態が違い工事価格の内訳も違います。
それはどう違うのか、工事価格の構成を見てみると・・・
直接工事費
・施工職人の人件費
・材料費
間接工事費
・営業マンの人件費
・会社運営のための諸経費
・広告宣伝費
利益(マージン)
・元請け業者の利益
・下請け業者の利益
以上に分かれます。
それぞれの形態により、「直接工事費だけで塗装工事ができる会社」から「上記全ての費用をかけないと塗装工事ができない会社」まであります。
単に安い業者が良いというわけではありませんが、お客様の選ぶ基準は様々ですから価格だけで選ぶ方には注意が必要です!それは
根拠のある安さ
なのかを知る必要があります。
次回はAさん、Bさんが違う結果になった答えを教えます。
続く・・・