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平田晶子

感動力を高めるピアノ教師

平田晶子(ひらたあきこ)

ひらたピアノ教室

コラム

市販教材に頼らない《スケッチブック教材》

2019年6月8日

テーマ:レッスン

市販教材に頼らない
《スケッチブック教材》

こんにちは。
今日は、ひらたピアノ教室独自の《スケッチブック教材》についてです。

2才半、3才などを対象にしたピアノ教材はたくさん市販されています。

しかし、一番個人差のある年齢の子に市販教材の便利さが、返って逆効果だったりします。

市販教材は、時に
【便利で不便】と思っています。

今日は、3才で入会したMちゃんを例に、《スケッチブック教材》をご紹介します。

例えば、3才で始めた2人が
「出来ないこと」「出来ること」が同じだと思いますか?

また、半年後に「出来るようになったこと」が同じだと思いますか?


市販教材は、進度が緩やかなものでも、音符が大きくてカラフルなものでも、その子に合わなかったら意味がありません。

一番は、
【ピアノ教室には楽しい事がある】

それだけで充分な年齢です。

体験の時に、必ずチェックする事があります。
反応したこと、色彩感覚、指先、会話のキャッチボールなどなど…。
数十項目です。

それをもとに、スケッチブック教材を私が作ります。
その子だけの、世界にたった1つの教材です。

毎回のレッスンの様子や状態(精神的なものも)、気付いたことなどをレッスン記録ノートに書き、それをもとに毎回、レッスンでやる事を作成して貼っていきます。

Mちゃんは最初、

・◯が描けない

・はみ出しまくって塗りつぶす

・紙をちぎれない


でも、1年経って…
こんなに落ち着いて、
没頭して、



丁寧に塗っています。

色は、「さっき弾いた曲のイメージで塗ってみてね」という指示に、
Mちゃんなりに精一杯の色彩表現です。

【へ音記号に苦手意識を持たせない】
ということも実践中。

Mちゃん、今週でスケッチブック教材は卒業しました。
今後は、軸になる市販教材を1冊と、補助的にスケッチブックを使います。

最初はスケッチブック教材を見ながらリズム打ちなんて、1小節も出来ませんでした。

それが今は、
クレヨン卒業→色鉛筆
はみ出さないように気をつけて塗っています。

・リズム打ちは両手で異なるリズム打ちが出来る

・すでにへ音譜表が読める

Mちゃんの得意な事を取り入れながら、
譜読み、演奏、リズム打ち、色塗り、◯を描く、なぞる、

が出来るようになりました。

ひらたピアノ教室では、音楽を楽しむための土台を作ります。
「表現」も「技術」もです。

Mちゃん、ここからは一気に上達すると思います。

最初は、ピアノに向かう時間より《造形》や《色彩音楽》に時間を使うレッスンに、お母さんが全てお任せくださったからこその成長です。

いつか、先にピアノを始めたお兄ちゃんと連弾出来ると良いですね。

音楽を楽しむ事は簡単に出来ても、楽しさを教える事は簡単ではありません。
必要な遠回りもあると思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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