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平田晶子

感動力を高めるピアノ教師

平田晶子(ひらたあきこ) / ピアノ教師

ひらたピアノ教室

コラム

《ピアノレッスンの全記録》

2019年5月29日 公開 / 2020年8月12日更新

テーマ:教室理念

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: ピアノレッスン

《ピアノレッスンの全記録》

こんにちは。

私の生徒には、心身に障がいのある生徒が数名います。
ピアノは10本の指を使い、2本の足でペダルを踏みます。
しかし、世の中には片腕、指が3本など様々なピアニストがいます。耳が聞こえないピアニストもいます。

コミュニケーションを取る事が苦手な生徒とは、どうやってコミュニケーションを取るか、指導するか、音楽の楽しさを伝えるか。

20年指導してきた中で、未だにこれだ!という答えはありません。 
これは、障がいのある生徒に限らず、です。

私は、生徒数が増えてきたな、と感じた頃から1人1人のレッスン記録ノートを作りました。
生徒が増えた事で、個人教室本来の良さが失われてはいけないと思ったからです。1人1人の進み具合・癖・苦手な事・感覚の良さ・性格や言動まで、記録しています。

毎晩、1日のレッスン終了後に、日記のように全員分書き込みをします。

内気であまり喋らなかった子が、初めて自分から学校であった事を話してくれた事。

場面緘黙症の子が、手紙を書いてきてくれた事。

2才半から通っている子が、造形を通して学び、ピアノ演奏に結びつく動作が出来るようになった事。

私自身の、《どの行動に対して》生徒にそのような変化が起きたか、必ず見直すようにしています。

障がいがあっても、そうでなくても、1人1人と向き合うにはこの方法が一番だと思っています。

パソコン入力で管理という手もありますが、私は文章では表現出来ない感情だったり、造形で作った作品など、絵で記録することがあるので、大変ではあるけど、やはり《ノートに手書き》が一番です。

それに、手書きだと不思議と頭に入る気がします。勉強の《書いて覚える》みたいな感覚かな。

かなりの冊数が溜まりましたが、読み返すとなかなか面白い!




なんか、私も必死だったんだな…とか、これは生徒に伝わってないなぁ、とか。

これからも手書きの記録で頑張ろうと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

平田晶子

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