外壁サイディングを学ぶ7
サイディングの仕組み01
最近では戸建ての外壁材のほとんどがサイディング仕上げ(金属 窯業系)となっています
新築時には綺麗であったサイディングも年月の経過とともに、汚れが付着し傷みが生じてきます。
「サイディングのメンテナンスは必要か?」
「サイディングは塗らなければならないのか?」
と言ったご質問も頂戴いたしますので、基本的なことから解説していきたいと思います。
まずは基本的な仕組みです
会社にあったサイディングの切れはしなので
少し汚れていますね
上下合わせて、上サイディングを少し横にずらせています
上側のサイディング端は写真のようになっていて
下のサイディング上端とかみ合うようになっています
当然のことながら、新築時には下から順にかみ合わせながら積み上げていく形になります
重要なのは白いこの部分
ゴムパッキンの様なものが付着しています
かみ合ったサイディングはこのような形
雨が降って表面を流れてきた雨水が、かみ合っている部分から
少し染み込んだとしても、このパッキンがあって
きっちりかみ合っているので中への浸水は
防がれることになります
新築時のサイディング端部はこのようにかみ合っているので
丈夫で浸水しにくい構造となっています。
さて このサイディングを部分的に交換したとしたらどうなるでしょう?
新築時の様に下から順番に積み上げる場合には、かみあわせることができますが
後からはめ込もうとすると、端部が邪魔になって
かみあわせることができません。
(下端部上端部どちらか一方はうまくはまるかも知れません)
ずれてしまいます