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成功と失敗を繰り返しながら投資に関する知識を身につけ、トレーダーからFPへ

　大場さんは、アパレル会社にパタンナーとして20年間勤務。プライベートでは20代の頃から投資に興味を持ち、さまざまな手法に挑戦してきました。

　「純金積み立てからスタートしましたが、中長期的に継続して金を購入するもので時間を要しますから、株式や外貨預金なども並行してやってみることに。すると時代も良かったんでしょうね、最初は利益を出せました」

　しかし、中には短期間で相場の値動きを狙う投機色の強いものもあったとか。
　「よくよく調べないまま始めたので、ハイリスク・ハイリターンということすら分からなかったんです。それまで得た利益をすべて失うどころか、借金を抱えた時期もありました。投機的なものは、結局は損失を出してしまいましたね」

　成功と失敗を繰り返しながら投資に関する知識を身につけていった大場さん。投資会社を経営する知人に請われ、ドルやユーロなどの外貨を売買して差益を得るFX（外国為替証拠金取引）のトレーダーに転身します。
　「私自身は結果を出せていましたし、やりがいはありましが、数年後、会社の方針でFXから撤退することが決まりました」

　転職活動のためにFPの勉強を始めたところ、ライフプランにそって顧客の資金計画を立てることが、自分には合っていると気づきます。
　「マイホームを購入するならどのタイミングがいいのかなど、お客さまの将来をシミュレーションしながらプランを考える時間がとても楽しく、この仕事をずっと続けたいと思いました」

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