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事業計画書はいくら時間とお金をかけて作ったとしても、必ず計画通りに事業が進むとは限りません。だからと言って事業計画書を作らなければ、売上げを上げることは難しくなる場合があります。何故なら、利益を上げている企業のほとんどは、事業計画書をしっかり作り活用していることが多いからです。ここで今一度、事業計画書を作る意味を考えてみましょう。
事業計画書を作る意味とは?
もし事業計画書通りに事業が進まない場合には、もう一度原点に立ち返って事業計画書を作る意味を思い返すと良いでしょう。
そもそも事業計画書は資金調達の目的だけではなく、ビジネスに対するビジョンや経営理念を実現するための計画書であり、会社が事業で利益を上げるための計画書という意味合いもあります。また、事業計画書を作ることで、過去の振り返りや現状確認をするようになり、どうやったら売上げを上げることができるかをより現実的考えるようにもなります。
更に言うと、事業計画書は作ること自体に意味があると言って過言ではありません。何故なら事業計画を立てる時点で、資料を揃えたり、情報を取り寄せたり、専門家へ相談したり、それだけでも事業に対して真剣に検討するようになるからです。
これらの過程を経るだけでも、十分事業計画書を作る意味があります。
事業計画どおりに事業がいかない場合のチェックポイント
前述の通り、事業計画書通り上手く進まないのが事業であり、反対に計画通りに進むことは珍しいとも言えます。もし計画通りに行かなかった場合には、以下のチェックポイントで事業計画を見直してみましょう。
①収益を上げるための事業の見通しに、現実的な数値が示されているか?
②適正なマーケティングを行っているか?
③現状の問題点をしっかり把握しているか?
④将来の目標ばかりに重点を置き、今何をすべきかを考えているのか?
⑤従業員の意見を取り入れずに社長一人で作ってしまっていないか?
特に⑤のように社長一人で計画を立ててしまうと、独りよがりの計画になってしまい、一緒に事業を遂行する従業員たちと想いを一致させることは難しくなる可能性があります。
PDCAサイクルを繰り返す
事業計画書は作ったからといって決して満足せず、定期的な見直しや計画の立て直しを行なうことにも大切な意味があります。
そこで有効なのはPDCAサイクル「Plan(プラン)→Do(実行)→Check(確認)→Act(改善)」の実行です。このサイクルを繰り返して習慣化させることにより、事業における問題点を把握し、改善方法について常に考えましょう。