ビールと発泡酒

辻村登志子

辻村登志子


今年は猛暑が続きますね。

週末はビアガーデンが大盛況とか。
景気の低迷が長引いていることに、味の改良がどんどん進んでいることも加わって、
お求め易い発泡酒の売り上げがぐんぐんと伸びている様子です。


ビールと発泡酒の違いを酒税の関係もふまえて簡単に説明すると、

【ビール】
水と麦芽、ホップで作ります。
水とホップを除いた原料のうち麦芽が3分の2(66%)を超えなければなりません。
キリンラガー、一番搾り、アサヒスーパードライ、サントリーモルツ、エビスビールなど

■酒税
1Lあたり222円(350ml缶だと77円)


【発泡酒】
麦または麦芽を使用した発泡性の酒類。
ビールと違って副原料に何を使っても良い。ハーブとか果汁も可。

■酒税
麦芽比率50%以上のもの→ビールと同じ。
50%未満~25%以上のもの→1Lあたり178円(350ml缶だと62.4円)。
25%以下のものは→1Lあたり134円(350ml缶だと46.9円)。
○現状、発泡酒は「節税商品」なので、麦芽比率が25%以下のものばかりです。



発売当初は味に違いがあり過ぎて、ビール党からはなかなか受け入れられなかった発泡酒。

メーカーの研究・開発・努力により、現在は多くの人が楽しむお酒になりましたね。

発泡酒が売れる→ビールが売れない、という図式にもなりつつあるようですが、
お財布事情と相談しながら上手に楽しみたいですね。

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辻村登志子
専門家

辻村登志子(税理士)

辻村会計事務所

シニア起業家の会計業務全般を、起業の計画段階からサポート。面談を重視し、会話をしながら顧客のニーズをキャッチします。分かりやすく丁寧な説明を心がけ、会社を成長させるお手伝いをします。

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