大英研6月例会・定期総会・実践集祝賀懇親会まとめ その1 〜矢寺実践〜

谷浦健司

谷浦健司

テーマ:英語教育

6月14日(日)午後、追手門学院大手前中・高等学校で「英語学習で生徒たちの心をもっと豊かに!」をテーマに大英研例会&総会&実践集祝賀会を開催しました。参加者22名。学生院生、若手、中堅、ベテラン、そして京都、兵庫、愛知などからも参加者があり、用意した大英研実践集最新版『なにわの英語教育2026 』25冊はすべて完売しました。

①中学校「卒業前の『愛』の授業」矢寺 秀樹さん
 矢寺さんは、中学校で生徒指導部長や学年主任を務めながら他者との比較でしか存在価値を確認できない時代の子どもたちの生きづらさを深く感じ取ってきました。教科指導の課題として、学習意欲をどう高めるか、授業と家庭学習をいかにつなげるか、生徒たちや保護者とどうつながるかを考えてきました。
 卒業前の授業で今後も大切にしてほしい視点を生徒たちに伝えるために、テーマ『愛』を設定し、アベティさん9歳、賢者の贈り物、ビデオWe Are the World、The Giving Tree、I Have a Dreamを教材にして、聴くことを大切にしながら授業をしました。その間、学習の目的や幸福の実現、平和の大切さや暴力の問題を考えてもらい、地球市民・平和な社会を形成する主体者になってほしいと話しました。
 生徒たちは「We Are the Worldのビデオを観て、理屈抜きでの感動がありました。他の話も通じて、僕は何か変わった気がします。一生の思い出の授業だった」「私は矢寺先生のお話が好きで、いつもどこかに共感できる部分があり、私の心はグッと惹きつけられました。私は今、愛がわからないけれど、答えが出た時に先生と話し合いたいと思います。私は人間として尊敬できる先生に出会えました。英語が好きになれたのは先生のおかげです」と素敵な感想を書いてくれました。
 矢寺さんの語り口はソフトながら熱意や誠実さがあふれ、その想いが生徒たちにしっかり伝わっていると強く感じました。

 次に続く


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谷浦健司
専門家

谷浦健司(教育アドバイザー)

大阪英語教育研究会

高校教諭40年、大学生指導の経験をもとに教育講演や教育アドバイスを行います。英語教育では、映画「火垂るの墓」を英訳した独自教材が全国で評判に。思春期の子どもに寄り添う指導法や子育てのヒントを伝えます。

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